明智光秀は、なぜ、織田信長を殺したのか。
ドラマ「信長協奏曲」が終わった後、今更だけど考えた。
信長も光秀も、好きなわけじゃないし、歴史も覚えられない。(笑)
ただ、その人が、何を考えていたのかは気になる。
歴史好きの家族が、もらってきた文庫本、
「明智光秀と本能寺の変」大和田哲男著と、
自分で買った、
「信長は謀略で殺されたのか」鈴木眞哉・藤本正行著を、読んだ。
どちらも、黒幕説を否定しているが、私もそうだ。
とりわけ、秀吉とは組まないと思う。
信長がいるからこそ、
2人とも家臣として、協力していたかもしれないが、
いなくなったら、ただのライバルじゃん。
秀吉は、信長に憧れてたと思うよ。
私の古い友人で、秀吉タイプの女がいるのだが、
「信長が好き。」と言っていたから。(笑)
家康は、一時、織田家の人質だったらしいので、
信長の幼なじみという事だろう。
子供の頃を知っていると、かなり人格を把握できると思う。
信長相手なら、「待つ」しかあるまい。(笑)
光秀は、自分の正義の許す範囲で、
かつ、自分を認めてくれる人になら、ついて行くけど、
「何か違う。」と思い始めて、
ある日、信長が嫌いになった。
キレそうになるのを抑えていたが、チャンスが来たからキレた。
チャンスは生かせたけど、信長ほどカリスマ性が無かったので、
ついて来てくれる人が少なかったって事か。
一般的に、正義だと思われる事をやっても、
支持されるとは限らないし、
独裁者が、いきなり殺されたら、混乱するだろう。
家康が逃げたのも、彼らしくてgood!!
後者の本のP104に、
「謀反の計画というものは、関係者が二人以上になった瞬間から、
情報漏洩の可能性が、ネズミ算式に増えていくものなのだ。」という文がある。
職場の、おしゃべりバカの1人と関わっただけで、
あっという間に、話が広まるのと同じだと思うと、ゾッとする。
カフェ信長
信長は、本能寺に、
多くの茶器を、持参していたらしい。
当時、信長から名物茶器をもらって、
茶会を開くのが、ステータスだったとか。
女子会ならぬ、男子会か。
「生首取って来て、なんぼ。」の御時世に、
優雅なんだか野蛮なんだか、よく分からんなぁ。(笑)
信長に取られたくないからって、
平蜘蛛の茶釜とともに自爆した、松永久秀の執念もすごい。
でも、気持ちは分かる。
事実は小説よりシンプル
後者の本の中で紹介されている、
「本城惣右衛門覚書」が、リアルで面白い。
老武士が若い頃、本能寺の変に参戦し、
一番乗りした時の、自分の行動のみ記している。
そこには、信長さえ登場しないそうだ。
「鼠一匹すらいなかった。」という表現が、
何度も出てきて、面白い。
(今では、あまり言わないので。)
下級兵士には、誰を殺しに行くかも知らされていなかったらしい。
それでも働くんだから、本当に、
首と引き換えに褒美をもらう事しか、考えてなかったんだな。
親兄弟で殺し合い、女は政略結婚で人質。
同盟と裏切りをくり返し、誰を信用していいか分からない。
光秀が謀反人だと言うよりも、
信長の生き方が、死に方を決めたという事だろう。
恨みを買うような事をしていたら、いつかは誰かに殺られるよ。
私は、威圧感がある人とは、付き合いたくない。
愛想は良いが腹黒く、情報を漏らす奴は、もっと嫌い。
私は、誰にも仕えたくない。(笑)
結局、諸説あっても、
当人の気持ちは、当人のみぞ知る。
私も、思い込んでいた事を、
ずっと後になって、本人に確認してみたら、
全く違う理由だった事がある。
光秀の理由も、意外とシンプルかもしれない。
吉田兼見が、光秀から謀反の理由を聞いていたらしいが。
私にも、教えてよ。(笑)
風林火山な彼
光秀の気持ちはさておき、
新たに興味を持ったのは、武田信玄。
偉そうにしていた信長でさえ、
彼に対しては、ビビリだったらしいから、
そうとう強くて、カッコ良かったんだろうな。
信玄餅しか思い浮かばない私は、
今度は、信玄本を読もうかと思っている。
あのビニールの包みを、パラリと開いて、
プハーッと、きなこが飛び散った時、
歴史を感じるかもしれない。(笑)
ときは今 あめが下知る 五月哉
(今がチャンス!! レリ五ー!!)
是非に及ばず
(明智、んにゃろ!! レリビー!!)