ノーブル・ノーズの花の穴

麗しき本音のつぶや記
~月に1度ブログ~

メルカリデビュー

2023-02-15 11:38:08 | Weblog

「ここが、ファスナーじゃなくて、ベルトのがいいんだよ。」
お薬手帳入れにしている多機能パースを、
私に見せながら、父が言った。

物を無くしやすい母の為に、
同じ物を使わせたいのだが、
どこの店に行っても、みつからない。

父自身も、
どうやって入手したのか、覚えていない。

ベルトボタンに、ブランドロゴが入っていた。
検索すると、ブランドサイトではなく、
メルカリに、同商品が、たくさん出品されていた。

あんなに、足で探しても無かったのに、
この市場には、こんなにあるのか!!

色や状態を見ながら、
良いのがないか、探しまくった。

正直なのはいいが、
傷の写真ばかり載せている人や、
写真の向きが悪く、シワシワなのに、
高値をつけている人もいる。
これでは、買う気がしない。

革製品は、ただでさえ擦れやすい。
ボロ過ぎる中古品を安く買っても、
すぐに、ダメになってしまうだろう。

自分で使い古したならともかく、
他人がボロくした続きを、
何で使わにゃならんのだ。

母が使うので、美品に限る。

すると、未使用新品、
高齢の母に合う、茶色の多機能パースが目に入った。

写真撮影が上手くて、綺麗なので、
商品の取り扱いも、丁寧なのではないか。
他より、やや高めだが、
美品に見合う金額設定だと思われる。
いいなぁ、これ。

私は、スマホで、何かに登録するのが嫌い。
しかし、滅多に欲しい物など言わない父が、
相談してきたのだ。
ここは、私が入手するしかあるまい。

必要事項を記入して、
いざ購入と思ったら、次の画面に進まない。
手続きは、いったん中断。
しばらくして、よく読んだら、
郵便番号に、いらぬハイフンを入れていた。

「購入する」ペチッ!!
これでよし。
その瞬間、左上に「SOLD」がついた。

メルカリは、想像していた以上に、
しっかりしたシステムだった。

期日も、明確に指示。
何かアクションした後は、
相手にメッセージを送るよう、コミュニケーションを促す。
ネット上の売買でも、事務的ではない。

購入手続きを終えた翌日の午後、
コンビニ支払いをしたら、
出品者が、その日のうちに発送してくれ、
夜には、その地域のベースに移動していた。

そして、その翌日の午前中には、
「ネコポス」で、ポストに投函されていた。
早っ!! すごっ!!
臓器移植の移送でもあるまいし。

出品者とのやり取りで、
私は、商品購入に至るいきさつまで書き、
「本当に使いたい人に使われたら、人も物も幸せですよね。」と、
喜びを語ると、
「私も、幸せな気持ちになりました。」と、
返信いただいた。

さっそく父に、購入した事や、届いた事を報告すると、
一度目は、「いくら? 何色?」で、
二度目は、「ハイハイ。」だけだった。

どうやら、初の取り引きで、コーフンしているのは私だけで、
小さな親孝行は、自己満足だったようだ。(笑)

買うより、売る方が難しそうだが、
フリマって、正しくやれば楽しい。
メルカリって、面白い。

 

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大腸ポリープで恐縮

2023-02-15 10:31:35 | Weblog

2回目の食事制限、
2回目の2リットルの下剤は、
さすがにキツイ。

大腸ポリープ切除そのものより、麻酔にビビっていた。
するしないは自由なのだが、
検査と違って切るとなると、
どうなるか、分からんからなぁ。

カナダの友人の場合は、
全身麻酔で、完全に眠っているそうで、
検査と同時に、ポリープがあれば切除。
気づいたら、別の部屋にいるんだそうだ。
彼女は、自分の中身など見たくないから、その方がいいらしい。

ベッドに横たわったら、
緊張して、心臓がバクバクしてしまった。
こっちの方が、ヤバくないか?

医師が登場すると、
中年の看護師が数名、バタバタし始めた。
「私のポリープごときで、こんなに人手がいるなんて…。」
むやみに病院に行くものではない。
申し訳ない。

左手首に、麻酔点滴用チューブが刺しこまれ、
指先には、血中酸素濃度測定のクリップ、
右腕には、血圧計が巻かれた。
モニターから聴こえる、心拍数の爆音がコワイ。

効かないなぁと思っていたら、
まだ生理用食塩水だと言われた。

ところが私、結局、麻酔しても、
リラックスする程度で、眠くならなかったのだ。
ポリープ切除の様子も、モニター画面を見て、
最後までしゃべっていた。

友人と違い、私は興味があるので、客観視できる。
切除跡が、丸く赤くなっていたが、
血が流れている様子はない。

おそらく、麻酔しなくても、痛くなかっただろう。
しかし途中で、腸2列くらいに、
圧痛があったので、しといて良かったか。

「すぐに起き上がらないで。」と言われたので待っていたら、
「え、パンツまではかせてくれるんですか?」
看護師に恐縮しつつも、ウケる。

休憩室で、1時間ほど安静にするのだが、
目の前なのに、車イスに乗せられた。

バックしながら、
「ありがとうございました。」と告げると、
クールだった医師が、軽く会釈した。

こんなにしゃべる患者もいなかろう。
たいてい、おじいさんは、眠ってしまうから。

休憩室では、生理用食塩水を入れられたまま、
うつらうつらしていたが、
看護師らの会話に耳をすませ、眠りはしなかった。

1人で歩いて帰ろうと思っていたら、
身内が、すでに病院内で待っていた。

何より、一番辛かったのが、腹減りだ。

ポリープ切除前後は、消化のいいものしか食べてはいけない。
気づくと体重が、2~3キロも減っていた。
この数字は、あまりに珍しい事なので、
体重計の表示を、写真に撮った。

ポリープ切除で、
普段の暴飲暴食を、改めて認識する私であった。

 

 

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平日の呑んべぇ

2023-02-15 09:42:51 | おでかけ

鍋小屋に行って、
チョイ呑みとムダ食いをしてきた。

前回行ったのは、コロナ禍前だっけ?と思って、
手帳を見たら、去年行っていた。

年を取ると、時間の感覚が分からなくなってくるから、
家康が、徳川幕府を築いて265年もったとか、
自分が、戦後何年たって生まれたかとか、考え出したら、
100年くらい、あっという間な気がする。

1日ずれていたから、1分ずれていたからとかで、
運良く、生きているだけではないか。

大谷選手ですら、「不安しかない。」と言っている。

だから、やりたい事はやろう。

あらかじめ、ネットで説明書きを読んで、
チョイ呑む3種は、決めていた。

大吟醸で、今年は特に、精米歩合にこだわった。
秋田の「山本」→ 山口の「獺祭」→ 岩手の「國華の薫」の順でいった。

「山本」は、“入手困難”のキャッチコピーにつられたのだが、
やや辛口で深く、「おぉっ。」という感じ。
「獺祭」は有名だが、
「山本」の後では、薄まっているような味がした。
「國華の薫」は、甘いが深く、とても美味しかった。

これらに見合うツマミが難しい。
ビールと違って、チビチビいけるので、
ツマミが足りなくなるくらいだ。

去年、海側にあった魚屋で、
本日の魚・ハタハタの唐揚げが美味しかったので、
今年も、魚に期待していた。

店は入れ替わっていたが、
本日の魚・黒鯛の唐揚げを注文。
揚げ立てなのに、生臭い。
フナを食ってる感じ。
フナの味は知らんがな。

あきらめきれず、
別な店のアンコウザンギを食べたら、
今度は、作り置きなので、
冷めていてイマイチ。

唐揚げは揚げ立てに限る!!

去年、美味しかった牛タンつくねも、何か違っていたし、
鍋も1つ、明太とろろ磯部も食べたが、インパクトに欠けた。

それにしても、平日の、このクソ寒い雨の日に、
こんなに呑んべぇが集まって来るとは思わなかったよ。

日本酒は、いい感じに酔えるのだが、
今年の1人酒は、雨のせいか寂しく、
酔いが足りなかった。

紙コップで、600円は高いと思ったが、
最後に、おしるこを食べた。

女子店員に、
「(三色団子を)マドラーがわりにして、かき回してください。」と言われた。

これが、大正解。
お団子の色も可愛いし、
アズキが、とても美味しい!!

酒は「國華の薫」、
食べ物は「おしるこ」が、
一番良かった。(鍋小屋なのに。)

私の残りの人生の楽しみは、「食」しかない!!

大吟醸に合う、美味しいツマミって、何がいい?

 

 

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