荒川静香さんに恋をしました。
嶽本野ばらさんのエッセイ「恋愛の国のアリス」の中に、
「人、もの、事象にかかわらず、『好き』と感じたならば、それは恋愛感情なのです。」
とあるのですが、まったくその通り。
同性だって、好きなものは好き。(ちなみに私はノーマル。)
金メダルより、荒川さんの美しさに感動しました。
フィギュアファンというより、荒川ファンです。
何て女らしくて、エレガンスなんでしょう!
目の前に広がる雪山を仰ぎ見るような思い
彼女の事を、「夕陽を見るように感動した。」と言っていた稲垣吾郎ちゃんは、さすが芸術家!
私も同じ感覚です。
特にエキシビションやアイスショーでの、ブルーのコスチュームに髪をおろした姿は、
何度観ても涙が出ます。
感動は音楽抜きには語れないでしょう。
曲のサビでのレイバック・イナバウアーはもちろん、
両手脚を伸ばして横に滑り(イーグル?)、
顔の横に指先を、やわらかく降ろしてくる振り付けが美しくて好き。
まるで女神のようです。
トゥーランドット「誰も寝てはならぬ」
トリノが終わった直後、私は荒川さんの事を考えて眠れませんでした。(笑)
彼女があまりにエレガンスで、周りの女性がみんな下品に見えてしまいました。
荒川さんは、もともとスタイルの良さと体のやわらかさで、見栄えがしますが、
品性があるからこそ、あそこまで美しく感じられるのでしょう。
本当に時間が止まればいいのに、と思うくらい。
24才という、女性として1番美しい年令で、タイミングも良かったし、
技術だけでなく、精神力、美、魅せる為の全てをバランス良く、
トリノに向けてベストにもっていけたのがすごいです。
荒川静香の「美」は進化する
メダル以前に、私はショートプログラムに出てきた荒川さんが、
国内の大会の時より美しくなっているのに驚いたのです。
顔も体もひきしまり、銀盤に映え、荒川さんにとってもお似合いなハイネックのコスチューム。
ヘアースタイルも合わせていて、メイクもすごく綺麗。
フリープログラムでは、やはりハイネックのコスチュームに、おだんごヘアー、クールで知的な表情。
キャラは違いますが、私の好きな、ドラマ「女王の教室」の真矢のようです。
どうやら私は、ああいう見た目に弱いらしい。(笑)
女性雑誌によると、荒川さんには、中森明菜の衣装担当の大物デザイナーがついているとか。
やっぱりねー。
フィギュア本で過去のコスチュームを見たら、ここ数年は特に凝っていて、
ステキなものばかりでした。
世界で本当に競うのは精神力
プロの目から見たら、「荒川さんのプログラムは物足りない」という話もあったようですが、
そんな事はいいんです!(笑)
彼女はいつも、自分をよくわかっているのですから。
「今、自分がやれる事をやる」だけなのです。
ジャンプの着地は、本当に1つ1つ丁寧で、
「ああ、荒川さんは他人と戦ってるんじゃないんだ。唯一、比較するのは以前の自分なんだ。」
と感じました。
後半、息が苦しくなった表情でさえ、指の動きを伴うと、演技の一部のように色っぽくて美しかったし、
内面がにじみ出ているような輝きがありました。
荒川さんは、普段は上質な「お米」のようで、氷上では「大吟醸」になって、
上品な芳香を放っているような人だなぁと思います。
「結果が全てではない」と思える人が結果を出せる皮肉
才能があっても、自分に期待し過ぎたり、目標に執着したりすると、うまくいかないものですね。
プロ並みのこなれたスケーティングで、華のあるスルツカヤ。
オルゴールにくっついている、お人形のように可憐なコーエン。
2人が転倒した時は、「こんなベテランでも緊張するんだ。」と思って切なくなりました。
ミスがなければ、この2人が上位にいくだろうと思っていたので、
荒川さんが、あんなに大きく口を開けていたのも、無理はないでしょう。
本当に泣けたのはミキティ
フリープログラム開始のポーズの時、何とも言えない表情をしたミキティ。
「不安だけど、やらなきゃ。」
転倒してボロボロになっていく姿を見て、これが10代と20代の差なんだと思いました。
ミキティの辛さが伝わってきて、泣けました。
でも荒川さんだって、最初からあんなに美しかったわけではないのです。
それにしても経験は、本当に人を成長させるものなのですね。
技術だけでなく、精神力も「レベル4」にしなければ、世界では勝てない。
誰かに支えられつつも、人は皆、1人で戦わなくてはなりません。
金メダル後のオーラに皆ひれふす
荒川さんは、特別に美人じゃありません。
でも才能のある人には、オーラがある。
「ブロードキャスター」で福留さんは思わず、
「本当にお綺麗ですよね。」と言っていました。
他のキャスターも、高貴な人に話しかけているような気遣いでしたし。
確かにアイスショーの直後の荒川さんは、ピカピカでした。
私も恋すれば、全てお気に入り。
ヘッドホンで、他人の演技に知らん顔している様子も、
息があがって、ふくらんだ鼻の穴も、演技直後で、ほんのり赤くなった鼻先も、
インタビュー中、時々鼻をすするのも、ありのままの荒川さんは、本当に可愛い!
(鼻フェチだから、つい目がいってしまう。)
あの、おせんべいみたいな顔で、思ったままを淡々と話す様子も面白いし、
スポーツ選手にありがちな勝気さやしんどさを、顔には出さないところもカッコイイ。
「楽しくなければ笑わない」という姿勢も、おおいによろしいと思うのです。
軌跡をたどる番組も見ましたが、本当に両親と仲良さそうで、ほほえましかったです。
荒川さんが愛想のいい万人受けするタイプだったら、
私はここまで興味を持たなかったかもしれません。
達観した彼女は、良い時は押し寄せ、悪い時は引いていく人の波を、冷静にかわしながら、
これからも自分らしい選択をしていくのでしょう。
しーちゃんに感じる「初恋」
私が女社長なら、ホストクラブでドンペリなど注文せず、
しーちゃんに似合うコスチュームを、いっぱい作ります。
荒川静香株があったら投資します。
しーちゃんが好きになるのは、いつも野球部の人が多いらしいと知れば、
「どこのどいつだ!」と嫉妬してしまいます。
アイスクリームデートに誘いたい!(アイスだけかよ。)
上下おそろいのトレーニングウェアとか、
コスチュームにちょっとはおっている綿ニットなんかも、ナチュラルで可愛いし、
練習中の無造作なポニーテールのうなじや、
チラリと見えるお腹も、清楚なセクシー。
立ち姿はまっすぐで綺麗だし、たたずまいは、まるで白鳥のようです。
おば様方が、ヨン様に「初恋」を感じるように、
おじ様方も、しーちゃんにそれを感じたりするのでしょうか?
もしそうなら、ときめいている私は、そうとう
オヤジな女です。(爆笑)
女が女の魂に火をつける
人気モデルを模倣する、えびちゃんOLの会の集まりで、ある女性が言っていました。
「男から得るものは何もない。」
極端な表現かもしれませんが、「なるほど。」です。
女性は年令を問わず、荒川さんの「美」に触発されたと思います。
お米や高価なピアスを買って、あやかる余裕は私にはありません。
でもせめて、背筋くらい伸ばさなきゃ。(笑)
やっぱり女は死ぬまでエレガンス!
年令と共に、美を進化させるか、退化させるかは、その人しだいなのです。
しーちゃんの好きな言葉は「Think Positive」。
現実から逃げない24才の女の子に、はげまされています。
しーちゃん、刺激をありがとう!
いくら私がほめちぎっても、荒川嬢は、きっと知らん顔の普通の女の子なのでしょう。(笑)
それでも大好きっ!
ユー レイズ ミー ア~ップ ♪