ツルの日記

38歳からはじめたバレエ。49歳の今年はポワントでバリエーションを踊り動画アップがノルマです

20年ぶりにクルマ買い替えまでの経緯 その2「クルマ選び」

2016年11月04日 | クルマ
事実上ペーパードライバーだったのは住んでいる場所が公共交通に恵まれていただけでなく22歳のとき40時間近くも教習を受けたワタシの運転能力もあります(近所を走っている教習車もたまに超下手くそな運転を見かけます。同類です)


免許を取ったときに住んでいた東名川崎IC近くの家の周辺は(田園都市線一帯がそうなんですが)竹林だったところを切り開いて宅地造成した地域でアップダウンが結構きつく、当時は今のように電動アシスト自転車もなかったのでママチャリはほとんど見かけませんでした。通学でも少なくて自転車より原付き、またはクルマでした。



あのあたりは比較的歩道が整備されているのとママチャリ的に運転する主婦ドライバーが多く免許取得後のワタシはごくごく近場だけ平和にのんびり運転していたのでした(川崎ICが近かったので熱海まではワタシの運転に悲鳴を上げながら家族が付き合ってくれましたが)前のクルマを購入したときはそこよりさらに北にある丘陵地帯に仮住まいしていたのでクルマがないととにかく不便で新聞の折り込み広告で見た最寄の販売店で買ったのでした。



綱島に引っ越してきたもののこのあたりには全然土地勘がなく、まだ当時は準工業地域の色合いが濃かったので本当に産業道路という感じのところも多くのんびりペースで運転していると乗用車にもトラックにも煽られまくりで結構びびったのでした(最近はトラックにも乗用車にも煽られることがめっきり減ったのはドライバーの高齢化もあるのでしょうか!?)ということで伊東の両親の家に行く以外はごくごく近場しか運転していませんでした。


そんな調子だったので「買い替えても乗らなければ意味がない」ので20年前のクルマでどの程度出かけられるか試してみました。


ということでまずダンナを川崎駅、武蔵小杉、新横浜、日吉、新川崎といろいろなところに送り迎え迎えしてみました。夜運転することはなかったので久しぶりに運転してみると「うちのクルマのライトは暗い。対向車や後ろのライトはびっくりするくらい眩しい」ことが判明しました。それと夜迎えに行くとき駅前で路駐して待つのは避けて必ずスーパーで買い物して駐車場に停めたら平日夕方ならどこでも駐車場は待たずに入れるというよりガラガラのことも多くてびっくりしました(土日も11時半までなら案外駐車場は入れたりします)246などももちろん渋滞することはありますが昔のイメージからするとノロノロでもとにかく進む感じです。


20年も住んでいるのでさすがに周辺の位置関係も多少は把握しているので横浜、東京近辺にも足を延ばしたのでした。すると「もう少し遠出したいよね」となり、「それならカーナビとETCも欲しいよね」ということに。その時は車検直後で「次の車検までにどのクルマを買うか決める決める」つもりだったので「カーナビとETCにドライブレコーダーと明るいヘッドライト」の後付けも考えなくはなかったのですがどれも20年前の仕様には想定されていなかったものなので「全部後付けすると電気系統がキビシイのでは?」という結論になり次の車検を待たずに買い替えようとなりました。



いざ買い替えとなると「クルマに興味がないので選びようがない」という厄介な事態になりました。一人で伊東まで往復するので軽自動車とコンパクトカーは除外という位で(予算とワタシの運転能力から大型車、高級車も当然除外)当初考えていた200万円前後だとどのクルマもデザインがメーカーによって多少違うくらいという印象でした。近年「新型車」の発売スパンが長くなっているそうでそうするとクルマに興味がない人間にとっては変化や特徴がわかりにくいです。


実は前のクルマはトヨタだったので次も当然トヨタのクルマになると思っていたのですがその時一番新しかったシエンタはもっと若くて子供がいたらきっと買っていたと思うのですがワタシが熱海から伊東までのアップダウンを運転するにはベストではないだろうということで発売が予定されていた「プリウス」を待とうとなりました。


新型プリウスは安全装備がすごいらしいとのことで楽しみにしていました。確か昨年8月頃だったと記憶していますが外観が発表されました。すると意外なことに全く運転しないペーパードライバーのダンナが「あのデザインは嫌だ」と譲りません(最終段階では価格と安全装備のバランスから「自分で運転中デザインは見えないから」と販売店に行ったのですが熊本地震直後で納車が9月以降でやめました)


となると次の新型大衆車の発売はちょうど今新発売のインプレッサだったので「そこまではとても待てない」と既発売のモデルから選ばなくてはならなくなりました。200万前後のクルマたちはどのメーカーもこじんまりまとまっているのでどれでもいいといえばどれでもよいわけです。でも我が家にとって200万は大きな買い物なのでピンとくるものがなくて困惑しました。



20年前はたまたま今問題になっているエアバッグとABS(アンチブレーキロックシステム)が新技術として華々しく宣伝されていた時代だったので「では今の売りは何だろう」となりました。



クルマ雑誌もいくつか買って読んだ中で「3メーカー(メルセデスと富士重工ともう一社。うろ覚えですみません)のクルーズコントロールで高速道路長距離乗り比べ」というような特集があり「これは思っていたよりスゴイことになっているのかもしれない」ということでちょうど1年前はじめて東京モーターショーにも行きました。



会場は大ざっぱに国内外自動車メーカーのクルマの展示(オートバイも)、部品メーカーの展示、次世代の自動車および関連技術に分かれていました。



自動車が展示されているエリアはミニスカのコンパニオンが多いのかと思いきや(もちろん多くてクルマではなくその写真撮影が主目的という男性がとにかく多く肝心のクルマが見づらかったりしました)思ったほど露出度はなくレクサスやミニはイケメンコンパニオンだったりと女性ドライバーが増えて変わっているようです。


せっかくだからといろんなクルマの運転席に乗りこんでみたのですが走らせるわけではないのでどのクルマも同じようでした。1000万円クラスの高級車は「さすがに質感が違う」という位でした(このクラスは運転支援技術も最先端が選べます)。それ以外はメカニカルなことはわからないので「デザインや色は好みの問題だよね」という程度の感想でした。


おもしろかったのは部品のほうです。燃料系統でも駆動系でも様々な部分やレベルの制御技術でコーディネートされています。初期の自動車の写真などを見ると2つの前輪を繋ぐ車軸の中央に棒がありその先端にハンドルがあります。そういうクルマの場合ハンドルを回した角度が車輪の向きとダイレクトに連動しています。


ところが今のクルマは4輪それぞれが個別に制御され、路面の凸凹による振動がハンドル操作に影響しないようにする技術など物理的な感覚がいろいろな技術で補われているので極端な言い方をすれば今のクルマはゲームセンターの自動車レースゲーム機のようなものなんだという感じがしました。ギアも変わってAT車からCVT車に進化していました。



最新の自動車関連技術に驚いたもののそれが実際のクルマとは結び付かなかったのでその後もネットや雑誌をみたり、神奈川ですからTVKで日曜日夜10時から「クルマで行こう」という番組で国内外メーカーの軽自動車から高級車、SUVにスポーツカーまで自分の選択肢外のジャンルも見て「クルマ選びは時計選びみたいなものなんだ」と思いました。


そんな中、スバルXVのCMで若い女性が一人で運転して実家に帰るというCMを見て「これは用途が合っているかも」ということで被害軽減ブレーキ、運転支援パッケージで選ぶことになりました。


そうすると一気に車種が絞られました(今年の春の時点では今秋のように自動ブレーキや運転支援パッケージ搭載車種が増えてしかも実質値下げになるとは思いませんでした)安全装備についてはまだメーカーによって内容はいろいろで安全装備より運転性能を上げることが安全な運転にという考え方もあるようです。また車体の強度などの考えも違いがあります。安全装備の内容は日進月歩なので最新情報はどうでしょう?




そこでゴールデンウィークリをはさんで安全装備がほぼ同レベルと思われたVW パサート、ボルボV40に試乗してきました。それぞれ10分程度試乗したものの初めて乗るクルマ性能を試す以前に知らないクルマの運転に緊張してしまい乗り心地まではわかりませんでした。身長152cmなのでVWとボルボの皮シートは大きすぎて首の位置が合わなかったのでエコノミーにできているんだと納得しました。パサートは車体が大型でゴルフの運転席にも乗ってみましたがシートはボルボよりさらに大きかったので無理でした。


スバルXVはゴールデンウィークリにお台場のイベントでWRXと乗り比べというブースでちょっとだけ試乗したとき「SUVって車高が高くて案外視界がよいものなんだ」と思ったのと20年前のクルマと比較すると操作性が進化していて安定性をかんじられました。ちなみにWRXは直進の走行性能が優れているそうでちょっと硬い感じがしました。



以上がクルマを買い替えて3ヶ月、伊東まで2往復、日帰りで沼津港、茅ヶ崎海岸まで行って2200km運転した現在思ったことです。今はネットで検索すれば目的地までの様子を予習することもできますし(昭和世代なので今でも紙の地図でルートは確認します)最近はカーナビ専用機ではなくスマホのカーナビを使用する人も多いそうですがカーナビと一体化したETC2は操作性としては便利です。ほかのクルマの性能を比較するほど運転技術はないですから20年で運転性能がが格段に向上してかつクルーズコントロール等の運転支援技術のおかげで疲れなくなったとしかいえません。安全装備以外に燃費や用途などクルマ選びの基準は様々です。クルマ好きのための情報は多いのでペーパードライバーの方々の参考になれば幸いです。











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