追記

昨晩のオーチャード25周年ガラの。

バレエ演目はどれも素敵だったけど、やはりアルルの女と、猫的にはロミオとジュリエットが印象に残りました。
遅沢さんはコンテっぽい踊りも本当に上手で、何しろ可愛い！（この前のくまさん♪ロミオもきゃわゆかったが、また違った可愛さ）
ジュリエットの中村かおりさんも負けず劣らず魅力的で、二人のバランスが良く、濃かった！
最初から最後まで一瞬も目が離せませんでした。（オペラグラスでずっと見ていたので腕がつりそうに・・・）
しかし遅沢さん、いまだかつてないほど細く感じたけどハードスケジュールなのでしょうか（Ｋバレエ式ダイエット！？）

で、アルルの女はあらためてプティさんって凄いな～とも思ったのです。

なにしろ登場しない女性は見えないだけに怖いし＾＾；（ミュージカルの「レベッカ」に通じるものが・・・）
存在感がないはずなのに、フレデリはめっちゃ引き込まれてるし（くまさん♪の説得力は半端ないし）
その状態を鏡にうつしたように反応する都さんのヴィヴィエットが実にいじらしくて泣けそうになり・・・

なによりホントなら真っ暗な修羅場なシーンなのに、曲があのメヌエットなことが！
音楽の清々しさと動きの美しさが、彼らの心理場面とあまりにかけ離れすぎていて、観ている方としてはすごく居心地が悪い（どうなっちゃうんだろというたまらない不安感）でも目が離せない。

それがあのファランドールで一気にmaxになって・・・

終わることはわかっていてもこのまま終わらないで～と、切に願ってしまった（そうしてまた腕がつりそうになり・・・もっと軽いのを探そうかしらっ）
お二人の踊りをこれからももっと観たいと思うのは贅沢でしょうか。

オペラの方は実はよく分からない猫。

ただ声がすごく自然なので、全くマイクなし？生声only？？と思った（でも実はオケの壁、指揮者の背後にあったような）

キャスティングは面白かった。テノール1人にソプラノが２人とは。なんて豪華な三角関係＾＾；
で、同じソプラノといっても随分違うものだなあ、とも。

元々女性の独唱、特に超音波に近い高い声が苦手なのだけど、幸田さんのは全然ＯＫだった。むしろ心地よかったのが新発見。

一時ドイツにはまっていたことがある猫には嬉しいレパートリーだったし。

記念ガラに相応しい濃い内容だった・・・
申し込み通りにＳＳで観れたらもっと嬉しかったな（と最後にぼそっ）