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Photo by Ume氏
今年は、きょうのUme氏の写真のようにはいかずレンゲツツジと、コナシの花の開花がずれてしまった。この辺りのコナシの花は今日の雨で散ってしまうかも知れないが、遅れて花を咲かせたレンゲツツジにはもう少し、この雨に耐えてほしい。
それにしても今朝の気温は低く、10度にまで届かなかった。
How gentle is the rain
That falls softly on the meadow
Birds high above in the trees
Serenade the floweres with melodies oh oh oh
ここの牧場の「草地」に振る雨は、サラ ボーン(SARAH VAUGHAN)が唄うこの歌詞のように「穏やか」とは言えなかったが、久しぶりの雨に濡れながらこの歌をいい加減に口ずさみ、牛の様子を見てきた。
霧はそれほど深くなく、雨脚も思っていたほどではなかった。上ってくる途中、小黒川の方へ下っていく1台のトラックが小さく見え、「こんな雨の中を」と思わず同情したが、向こうがこちらに気付けば同情どころかきっと、どこへ何をしに行くのかと不審視されたに違いない。
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濡れた草の上を歩いていると気分も落ち着いてきて、強いて降る雨を「穏やか」と思うこともできた。10頭を雷電様の丘で見付け、その群れの中に孤独を止めた58番もいるのを確認した。
残りの2頭には少し時間がかかったが、御所平近くの林の中で発見した。昨日と変わらず1頭は和牛の57番、もう1頭はホルスの56番、同じ厩舎にいたという牛たちだった。まだ、置かれた状況に戸惑っているふうだったが無理もない、彼女らは2歳にもなっていない。
これからしばらく、こういう天気の日が続く。牛も人も、それに負けてるわけにはいかない。
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