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よく眠った。途中2,3度目が覚めたが、12時間ぐらいは夢さえ見ずに爆睡一途に眠りこけた。足腰に痛みは残るが、お蔭で疲労感は霧散したようだ。
昇り始めた太陽の鋭い光を浴びながら、いつもの通り1杯の茶(コーヒー)を飲む。飲むでなく「喫す」と気取りたいような、いい気分の朝だ。
野鳥たちの交歓の季節も終わったのか、先程から聞こえていた鳥の声はホトトギスだけだったが、その声もいつの間にか消えて、青い空がさらに拡がってきた。
昨日は、北原新道の刈り残した3分の1ほどの草刈りをした。普段は腰にペンチ、ハンマーをぶら下げていても、この急な山道に関しては別で、午前中は刈り払い機(草刈り機)のみ、午後はそれに熊手(ゴミ掻き)を加えただけで、とにかく身軽にして刈ることのみに集中した。
そうでないと、歩いてたった10分程度のこの山道の整備は始めたらきりがなく、いつになっても終わらない。牧守の仕事があり、一日中専念しているわけではないがすでに5日目、丸太1本、大ハンマー、シノ、番線、ツルハシ、ノコギリなども投入してきた。それでも、残念ながら思うだけのことができずにいる。
高座岩周辺も、実生から生えた落葉松が大分大きくなり、その他の灌木もあって、あそこからの眺め、岩を取り巻く全体の景観をかなり悪くしている。だからといってあそこは山室の遠照寺の飛び地であり、どこまでの範囲になるかは知らないが、国有林同様に勝手なことはできない。
先日法華道を歩いた時に高座岩まで住職も足を運んでいるから、恐らくそのことにも気が付いているだろう。秋にでもなったら、動員の声がかかるかも知れない。
昨日は、今にも雨が降り出しそうな天気で、谷の向こうの山々には絶えず霧が流れていた。時折その合間に見せる落葉松の葉の色は、最近の退屈な緑色とは違って、霧が刷毛の役目をしたのだろう、幾度も塗り重ねられたその深い、柔らかな緑の色に、この春、長野市まで行って見たあの日本画家の絵を思い出し、重ねながら眺めていた。
本日はこの辺で。本年度の営業案内については下線部をクリックしてご覧ください。