入笠牧場その日その時

入笠牧場の花.星.動物

入笠牧場にもついに初雪

2013年11月11日 | キャンプ場および宿泊施設の案内など
天気:曇りのち雪、気温:6度C(昼)



 1時少し前、外を見たら雪が降っていた。それもかなり激しく。気温も4度Cに下がった。朝は日も射していたが、昼のころには昨日と同じようにまた深い霧が立ち込め、ついには雪が降り始めた。



 雪はしばらくして止んだが、霧は居残ったまま。まるで再び雪の降るのを待っているかのようだ。
 
 霧と言えば、昨夜はひどく、夜道であんなに濃い霧は初めてのことだった。まるで、黒い闇と白い闇とが溶け合い、押し包まんとでもするかのように迫ってきて、そんな状況では、車のライトはわずかの距離を照らすだけで、茫漠とした白い闇の中に吸い込まれてしまう。左右もだが、上下の感覚もおかしくなってきて、気を付けていても、どの辺りを走っているのかさえあやしくなる始末。いつもなら、途中の「焼き合わせ」や「芝平峠」で右手眼下に街の灯りが見えるのだが、もちろんそんなことは望むべくもなかった。



 上の写真は、今朝大沢山から入笠山方向を撮ったもので、まだ青い空も見えていた。しかし、この写真から受ける印象は、もはや秋のものとは言い難い。帰りかけたら、葉の散ってしまった木々の間を、鳥だけが忙しげに飛び回っていた。
 先ほど4時45分、小屋の寒暖計はマイナス2度Cを表示。こんな天気だったが、一日存分に働いた。月も暮れなずむ空に顔を出したしそろそろ山を下ろう、一日を閉じる祭りを楽しみに。
 
 牧柵にもたれて遠のく冬の山   丼子(どんぶりこ)

 山小屋「農協ハウス」の冬季営業については11月1日のブログをご覧ください。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする