最近ね、NYの田舎でも、
娘くらいの年齢の子がね、
「パディントン」のぬいぐるみを持ってね、
買い物に来ている子供をよく見かけるんです。
映画の影響だね。
可愛いの。
ちっちゃい子が、パディントン手にしてると。
ちょっとオサレな感じすらする。
こんな子。
にっこりしてて愛らしい!
息子が読めそうなレベルの本もあるのね。
やっぱりね、こんな可愛い絵なの。
なんか、胸がキュン♪ってする。
うん。
四十でさえも、キュン♪ってしちゃう。
ずっと気になってたのね。
去年のクリスマス辺りからこの子の映画が・・・。
だけど、なんか映画のほうは、ちょっと熊々しくってさ、
怖ぇーよ・・・って呟くレベル。
可愛くないよ。
これ、どうよ?
人食ってやろうかとニンマリしてるみたいでしょ?
これはまだいいほうだから。
せめてもう少し黒目がちにして欲しかったよね。
これ、どうよ?
まさに、獣!猛獣。
絶対に嫌だ!違う!って無意識に拒否反応。
見るの止めよっかな?って考え始める切っ掛けになった。
でもまあ、家族で観に行ってきたよ。
特にすること思い付かなかったから・・・。
目の錯覚というか、慣れというかね、
怖いよね。
こんな恐ろしい「熊」でも、映画の中盤では「可愛い~」と思わされてるね。
集団で。
・・・洗脳ぉー!
なんとなく分かったきた。
人間の愚かさ・・・。意志の弱さ。
怖そうなモノも、
そのうち守ってやりたい、一緒にいたいと思うようになっていくっつー、
人間の気持ちの変化。
今日は一から味わった。
映画観終わった頃には、
「こんなクマ欲しい~。」みたいな気持ちに移り変わってた自分。
ほんと、有り得ねぇー。
超現実的なうちの息子なんて、
「ペルーに住んでたクマが、イギリス訛りの英語を話せるわけがねぇー。」とか、
「クマのくせに読み書きレベルが僕より上行くー。」とか、
「喋れるクマなのに、剥製にするなんて宝の持ち腐れだー。」とか、
「クマが街中歩いてんのに気づかない人が多過ぎるー。」とか、
ずっと横でブツクサ言ってて煩いったらねぇー。
「フィクションだからね。」って念を押しても、
「フィクションにもほどがある。」って。
ラストシーンでさ、
あえてストーリーは言わないけど、
誰かさんが丸焦げになっちゃうのかと、
足上げてキャアキャア言ってた四十に向かって、
「子供向けの映画なんだから、
誰かが死ぬようなエンディングになるわけないでしょっ?」
ってね、
4歳の娘に言われてハッとした(汗)。
いよいよ世代交代か?