「ブラッシュアップライフ」第1話
真っ白な空間にいる主人公。
その空間で主人公は なにやら書類への書き込みを求められている。
氏名、生年月日、…
画面のこちら側の私は そこから
33年前の世界が気になりだした。時は
芥川賞、直木賞どの作品から読む?受賞者の四者四様の受け答え、選考委員の解説をヒントに
https://news.goo.ne.jp/article/kobe/life/kobe-20230121011
な発表時。
では 33年前(くらい)に行ってみまひょう。
と
瀧澤美恵子「ネコババのいる町で」 に やって来た。
初めて読む。(というか、瀧澤美恵子氏を知らなかった。)
読んだ。
面白かった。
“始まったよ(^^)/。ひまわり。
第1回冒頭からまるでミュージックビデオのようでした。
じゃ、全ひゃくごろくじっかいずうっとMV!?まさか!でももしかして。。。”
が本当!だった「ひまわり」の再放送がすべて終わった時(≒その再放送のほぼ全てを見終わった時)、
心に痛みが残って 「面白かった」ってこんな痛みの形で残ったりするもんなんだと切なくなったのですが、時そう置かずして 痛みのような面白さをこの作品にも感じることとなった。
「ネコババのいる町で」の中に
≪「ひまわり」達也と実の母・桂子の会話。≫を想起させるようなシーンが現れる。
「ロボコン(映画)」の監督インタビューの中に
「脚本ラストは彼らを優勝に導きたい。」云々とあったことも思い出す。
ネコババ と ひまわり と そのシーンは受け取り方としては真逆なのかもしれないのだが、
「脚本ラストは彼らを優勝に導きたい。」に込められた 涙のような人肌の温かさを それらのシーンにも感じるのだった。そして 音楽までが聞こえてくる。
♪ Remember 生まれた時
だれでも言われた筈
耳をすまして思い出して
最初に聞いた Welcome
Remember 生まれたこと
Remember 出逢ったこと
Remember 一緒に生きてたこと
そして覚えていること
くるり、「ブラッシュアップライフ」戻れたでしょうか。