“〈倍音〉という言葉は、日本語で使われるニュアンスとしては少し物理学的ではあるが、…
。。。ばいおん。。。ぶつりがく。。。そうかもしれないな、と思ったりした。”
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。。。ばいおん。。。ぶつりがく。。。に、バイオリンで検索うろうろしていたら
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寺田寅彦が現れた。
寺田寅彦『物理学序説』を読む 細谷暁夫著 窮理舎 2020.12
(手元にあるのは 2021.3 第2刷 重版出来!ということでしょうか。)
カバーにあるのは、寅彦論文“On the Transmission of X-Rays through Crystals”に掲載された図。
ラウエ斑点を結んでいくと楕円になる
そう書かれていても、
そうなんだ と ため息をつくばかりですが
まるで辞書でも引くように
あちこちのページを広げては 眺めています。
『物理学序説』自体も所収されていて、『物理学序説』は 未完 です。
その最後の行に 〔未完〕 という文字が続いている。
あちこち広げたページの中には
漱石「明暗」への連なりも現れる。
自分の 積読文庫群 の中から 「明暗」新潮文庫版 も引っ張り出してきてみた。
これから どこへ ながれていくのでせう。