会いに行くのは簡単だ。
おととしあたりにNHKBSで特集していた
「寅さん映画・全(だったかな?)放映」を
まめに録画していたはずだからと探してみると
(寅さんは好きな映画です。博の父がいい。ぁ、舎弟の津坂匡章も。)
初期の15タイトルほどしかとっていなかった。残念。
(途中、寅さん慣れ?が発生!)
では借りよう。久しぶりにレンタルビデオ店に行った。
探し始めると、その店にはDVD版が置かれていないことがわかった。
でも ものは寅さんだ。かえって味があるかもと
VHS版「男はつらいよ 柴又より愛をこめて」を借りてきた。
マドンナは栗原小巻、式根島の小学校教師役で
光石研は、その教え子一期生11人のうちの一人だった。
面影はある。(本人だから当たり前だ。)
同窓会のシーンで昭和48年度卒と出てきた。
実年齢と同い年くらいの役柄だっただろうか。
そうそう、アパッチけんとセットのようによく見かけたなあ・・・
なんだか「ニュー・シネマ・パラダイス」のワンシーンのように
懐かしく思い出すけれども
このひょろっとした(ゴメンネ、光石さん)若者から
今の光石研にたどり着くことが
私の頭の中ではどうしても無理がある。
そして
自分の同窓会に出席した時のことを思い出した。
四十半ばで久しぶりに再会したクラスメートは
最初のうち
本当に誰だかわからない。
特に男子は宴たけなわという頃になってもわからない!子がいたりする。
用意された卒業アルバムを開いて
「えっ、○□君なの!!」とみんなでびっくりした。
(おんや?ここら辺はまるで「二十四の瞳」のようです・・・)
これから光石研を見る時には
同級生(勝手に!)気分になるのかな。
(おっと、私のほうがたぶん少しおねーさんですが。)
そういえばこの寅さん映画の回には
社長の娘役で美保純が出ている。
「クライマーズ・ハイ」にも主人公の妻役で出ていたので
撮影時、光石研と同窓会気分なんかあったかしら。
(彼女は昔とほとんど変わっていないなあ。)
借りたVHSは返さなくちゃいけない。
手元においておければそうでもないだろうに
返すとなると
なんだか切なくなりながら(いつもながら大げさデス)
画面の粗くなったビデオを眺めた。
[2012/10/20 編集]