地主・徳丸が何彼につけ気にかけている、はなの母・ふじ。
徳丸は ぶっきら棒な割によく喋る。おさななじみのふじに対する思いは隠し切れない。
でもね。
“相武紗季が泉ピン子になるなんて。
「父よ、あなたはえらかった」のドラマ予告を見て
(絶句っ)とでも続けそうになったものだった。”
というわけでもなく 若い時から ふじはふじの風貌であって、
ドラマ始まった頃は そんなにふじの事、気にかかるかなあ と 離れた見方であった。
それが
ふじの 徳丸や夫(はなの父)・吉平とのシーンを幾度か見重ねるうちに
彼女の美しさが 心にしみるようになってきた。
本日の回想シーンにも改めて感じた 飾らない 生まれたての表情、とでも言うのかな
うれしい たのしい かなしい くるしい せつない どれもが ある節度の下に現れていて
たぶん 特に徳丸には 上がって下がって、のどれもがシンクロしてしまうのではないだろうか。
ファインマンさん関連本を久しぶりに読んだせいもあってか 彼が実母にあてた
「(病床の)アーリーンと結婚したいのは 他のどんな理由でもなく
彼女を愛していて 彼女のすべてを引き受けたいと思ったからだ。」という手紙を
ふじが 出てくると 途端徳丸目線になって そのシーンに重ねて考えてしまっているのである。
と はな張りの想像の翼 広げている。
そしてもうひとつ
本日放送ラストシーンに なぜか
「おもひでぽろぽろ」ラストシーン(と都はるみ歌う曲)、が重なって見えたのだった。
♪ …
Some say love it is a hunger
An endless aching need
I say love it is a flower
And you its only seed