「変身」 カフカ著 高橋義孝訳 新潮文庫 1985.6 63刷改版
で読んだ。
勝手な思い込みだったが
もっと長くて もっと違うストーリー展開だと思っていたので
(勝手な思い込みとは実に自在なものだと改めて思います。)
手にした文庫本の薄さに驚き、ラストに驚いた。
グレーゴル(この版の表記)の気持ちには なぜか付いていくことができました。
そこが不思議。
だって 虫(この版の表記)に変身しちゃうんだよ。
どうして付いていけたんだろう。
そこで思うのが 訳調に乗れたってことなのか、ということ。
ここで 原作本体ではなく、訳ファーストに感じてしまう点にも引っかかる。
何作も訳出されているようなので
他に何冊か尋ねてみようか、とも思います。
ただ、すぐには会えないような。
この読後のぞわぞわ感をすぐ体感繰り返したら タイヘンなことになりそうな。
という ぞわぞわ感でありまする。