第13課 アマルフィ海岸 レモン王国へ
Come si arriva lassù?/どうやってあの上に行くんですか?
イワオとマッテオ、アマルフィ海岸 のレモン畑にやってきた。とても急な斜面。「とても急な斜面」って柑橘系栽培の枕詞のような感じがします。日本のミカン産地の映像を ♪ 記憶の中に 探すと、それはみんな、日当たりのいい斜面じゃない?そんなことを考えていたら 今、なんていうレモン果汁使っているんだっけと気になって、うちの冷蔵庫の中をごそごそ。「ハグルマ国産レモン果汁」、製造された場所は 和歌山県紀の川市桃山調月…。ハグルマに羽が生えたトレードマークも気になるし地名なんかそのままで芝居の脚本が書けそうな(モモヤマにツキのシラベ?)趣きのある響きがいいし地図に飛んだらお近くに「最初が峰」(じゃ、最後に谷?)なんてところもあるしあーこんなことやってるから先に進まんのじゃないか><で、伊語に戻ります。(な割には画像検索に行ってしまい、「最初が峰展望所」の夜景にうっとり。)樹齢300年近くの木もある、アマルフィのレモン。アマルフィで採れる種には1こ500gにもなるものもあるとのことで、イワオとマッテオ、案内者と共に採れたてをお味見。皮まで食べられ、レモンなのに甘さまで感じられるとのこと。それってレモンなの?と感想を思い描いていたら、案内者の一言。「まるで自然のいたずらのようですね。」案内者に座布団一枚(^_^)/。案内者のお父さん(Giginoさん。83歳になった今も毎日レモン畑で働いている。)にも会いに行く。収穫方法を手ずから教えてもらう二人でしたが、そのGiginoさんは、自分はレモン畑で生まれた、と言う。自分の上に兄や姉が7人、育ち盛りの子どもの前で愛し合うことができず、私の両親はその地をレモンの木の下に求めた。だから自分はレモンの木の下で命を授かったんだ。レモンは私にとって私の世界私の人生…。Giginoさんは全員では13人兄弟!レモンの下でのお話、どなたから聞いたのかなあ。とにかく、Giginoさんに座布団三枚(^_^)/。(「じゃああれだね。桃太郎じゃなくて、レモン太郎。」と繋いだイワオにも座布団一枚あげときますか(^.^)。)そしてGiginoさんはこれからいつか訪れるであろう、自分の人生最後の日のことも語るのであった。「その日もレモンの木の下で過ごしたい。」
第14課 トラモンティで山のグルメを味わう
Vorrei assaggiare questo formaggio./このチーズを味見してみたいのですが。
アマルフィ海岸から車で30分、今度は山行き、イワオとマッテオ。目的地のトラモンティにたどり着いた。海が遠くに見える、結構高いところ。「ポツンと一軒家」に出てきた、佐渡の元民宿からの眺めに似ているような(放送された順番は逆でありますが)。トラモンティ、おいしいものが多い町、とのこと。むかーし佐渡に旅して、「イカそうめん」を麺類と勘違いして注文し大恥かいたハナシは以前書いたかしら><。などと関係ない事考えているうちにこの地のごちそう、チーズを作っている工房へ。搾乳したものを入れて運ぶ容器(搾乳缶って言うのかな?)のかたちが日本で見かけるのと同じというか世界中そう変わらないものなのか、“チーズの作成工程を見ていたら 小さい頃作ってもらったカッテージチーズを思い出した。しぼりたての牛乳で 食べる時に醤油をかける。おいしかった。”のところで見かけたものとも同じようなかたちで懐かしかった。
第15課 アマルフィの食材で料理をしよう
Prendo questi./これらを買います。
おいしいもの(食材)あれこれ見せてもらい、今度は料理をすることになりました、イワオとマッテオ。料理!と言えば、家族に高血圧注意!と指摘された人が出てから、薄味!これって薄味?の格闘が始まってはや幾とせ。結論から言うと 薄味っておいしいものだったんですね。こんなきっかけが無かったら、薄味?これが薄味?こりゃ味がしないって言うんでないかい?で ずっと暮らしていったかも。。。薄味化→レモンとオリーブ油が大活躍、とも言えまする。それにしてもイワオ、足りない食材の買い物に出たが、これが完全に「はじめてのおつかい」状態。見ているこちら側ではハラハラしてしまった。イワオ本人は楽しそうでありました。
第16課 アマルフィ復習編②
第13課から第15課までの復習
復習編と言えば、案内人チチェローネ・キョートー(校長じゃなくて教頭じゃなくて京藤さん(^_^)/)の活躍する回であります。京藤さんでネットフラフラしていたら イタリア文化セミナー「やっぱりローマ-4」(既に終了したイベント・セミナー) というのが出てきて、次に未公開お宝映像なるもののところにはあのレモンのGiginoさんがレモンを運んだり家族を映画に連れていったりした1955年製のスクーターが出てきました。ローマ、スクーター、と来れば「ローマの休日」。(スクーターのかたちはちょい違い、Roman Holidayは1953年制作のようですが。) アナザーストーリーズ選「オードリーとローマの休日~秘めた野心 貫いた思い~」 を先日録画しました。まだよく見ていないのだけれど、チラチラ飛ばし見の途中に出てきた息子さん、ルカ・ドッティ、お母さんにやっぱり似てますね(^_^)/。