<おでいげ>においでおいで

たのしくおしゃべり。そう、おしゃべりは楽しいよ。

このところ景気が上向いているようだ

2016年11月18日 20時13分00秒 | Weblog

テレビニュースが報じるところでは為替が1ドル110円に乗ってきたらしい。日経平均株価は今日とうとう18000円の大台に突入したらしい。年末までには19000円台に駈け上がり、一部の予想では明けて1月にはとうとう20000円台を確保することもありえることらしい。

アメリカのニューヨーク証券市場も最高値を更新している。世界は今やグローバル。洋の東西で大統領選挙で勝利したトランプさんに期待するところがあるらしい。新聞テレビがこの記事で盛り上がっている。一時はあんなにトランプリスクをアピールしていたのに。

これで利益する企業が喜ぶだけではなく、若い人たちの生活がどうか少しでも楽になりますように! 働いている人たちの給料が増えて暮らしが豊かになりますように! 国民全体の家庭経済が安定しますように! こどもの貧困、老齢者の貧困が解消されますように! 

もうすぐクリスマス。こどもたちへ夢を配って歩くサンタクロースさんへの援助資金が増加しますように! 景気が上がった分は、歳末助け合い運動が盛り上がっていきますように! 寒い冬が寒いだけで終わりませんように! 人々の心をあたためるニュースが続きますように!

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吾等がホープ遠藤関が横綱を倒した 祝杯だ

2016年11月18日 19時59分37秒 | Weblog

大相撲九州場所5日目。遠藤が横綱を退けた。勝った勝った勝った。嬉しい嬉しい嬉しい。気分が乗って祝杯を挙げた。この試合は繰り返し繰り返し何ででも見たい。昨日は横綱日馬富士に惨敗した。がっかりした。横綱昇進を賭けている大関豪栄道は今日は平幕に敗れてしまった。一歩後退だ。嬉しがったり落胆したりいずれ人ごとなのに、スポーツ観賞は忙しい。テニスの錦織選手もマレー選手に惜敗した。もう後一歩だった。日本ハムの大谷選手が大リーグの誘いを退けますように! フィギャースケート界のプリンス宇野選手の今後の完全世界制覇に期待しています。

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友人に高級魚を頂く

2016年11月18日 18時36分39秒 | Weblog

夕方k君がやって来た。海釣りに行って来たようだ。大きなハマチを1尾と鼻がとてもとても長い高級魚を1尾頂いた。高級魚は頭以外は鰻に似て長々しい。体の色は赤。名前も聞いたが忘れてしまった。さっき、エプロンをして出刃包丁を片手にして二つの魚を捌いた。捌くのが下手くそである。ハマチは両面刺身にしたが、刺身がうまく取れず、煮て食べる部分が多くなった。高級魚は鍋物にして食べるといいらしい。ぶつ切りにした。もらうばっかりでk君にすまない気持ちがする。彼は高いお金を船主さんに払って壱岐の島まで出掛けて行ったらしい。夜に出発して港まで行って昼くらいに戻って来たらしい。こっちは何もしないで釣果だけにありついたことになる。なんだかすまない。これから夕食。刺身を先ず頂く。

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働くと気分がいい

2016年11月18日 18時27分47秒 | Weblog

畑を打つのに欠かせない有機石灰(20kg)を1袋と牛糞3袋を買って来た。午前中に施肥した後に西の畑を耕した。化学肥料は足りたが、石灰が足りなくなった。耕したあとへ早生の玉葱苗を植え付けた。50本だけ。今年の苗はやけに小さい。ほっそりしている。大丈夫かなあ、うまく育つかなあと心配になる。新しく有機石灰を買って来たけれど昼からは雨になった。外に出られなくなった。仕事は明日にまわそう。中晩生の50本の苗は畑に放りっぱなしにしておいた。午前中は畑を打つ前に九条葱の土寄せもした。ほんのしばらくでも働くと気分がいい。

 

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わが道暗し 茂吉に親しむ

2016年11月18日 17時07分25秒 | Weblog

ひた走るわが道暗ししんしんと怺えかねたるわが道暗し      斎藤茂吉

大正2年の作。師の伊藤左千夫の悲報に接して師のもとへ駆け付けようとしている茂吉がいる。夜になっているのだろう。悲しみにうちひしがれて師のもとへひた走って行く。「道」が暗い、暗いと嘆いている。ほんとうは大切な人を失った悲しみが暗いのであるが、道が暗いと嘆いている。しんしんと暗くなるばかりの道を行くことにもう怺えられそうもない。「わが道暗し」が繰り返されて強調される。余程傾倒していた人だったのだろう。それから師に会ってその後、歌が次のように一転する。

あかあかと一本の道通りたりたまきはる我が命なりけり

この暗さと明るさが対照的である。師が示した一筋の大きな明るい道をわたしも行こうという決意が、茂吉を明るくさせている。これで一気に力強い歌に変貌している。ここまで表白できるのだから、師によほど心酔していたのだろう。

わたしの前に一筋の光が射し込んでいる。この大道を進むことがわたしに与えられた責務だ、そう己に言い聞かせている。人の奥には魂があるが、その魂が極まっている。暗いと言ってたまきわまり、明るくなったと言ってたまきわまっている。「たまきはる」は「命」にかかる枕詞だが、ここではこれが強く光彩を放っている。

この2つの歌でますます茂吉が好きになる人が多いだろう。読み直す度に、味わう度に歌が深まる。そういう歌が作れる茂吉はやはり偉大だ。

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たまきわる我が命 茂吉の歌を鑑賞する

2016年11月18日 15時15分48秒 | Weblog

あかあかと一本の道通りたりたまきはる我が命なりけり     斎藤茂吉

大正2年。第二歌集「あらたま」にある。「たまきはる」は「我」や「命」にかかる枕詞。「霊剋る」とも「霊極る」とも表記する。わたしはこの歌が好きだ。

師としている伊藤左千夫が脳溢血で倒れたという悲報に接した後の作歌だという。だからこれは師に捧げられた決意表明のような歌かもしれない。秋の夕日が我が足元まで一筋に照らしていてそれが一本の道になっている。それを見ている作者の魂が極まって、いきなり共鳴を起こしてわんわんと鳴り響いている。「この道をわたしは歩きしめていこう。師の示された道を勇気百倍して進んでいこう。それがわたしの宿命ではないか」といった決意が溢れているようにも聞こえる。魂が夕日に向かって鐘を突いているようだ。秋の夕日は、実景かも知れないが、同時に師伊藤左千夫の示した歌道の明るい輝きそのものかもしれない。

歌碑が東京の港区南青山童馬山房跡と松山市道後湯月町宝厳寺にある。

歌の背景があれば解釈がしやすくなるけれども、背景を斟酌しなければならないということもでないのかもしれない。自由に読んでもいいかもしれない。訴えてくるものを受け止めていいかもしれない。歌碑には注釈はつけられていない。

夕方などに太陽が海の道を細く長く貫いて光の道を作ることがある。そういう実景を目の当たりにして思わず足が竦んでしまうことがある。我が内の魂が極まったような厳粛な気分にさせられることがある。そういう時は誰しもが「我が命なりけり」の詠嘆を発したくなるではないだろうか。「よくぞよくぞこの輝きに出遭ったものだ。素晴らしい我が命だ」「このチャンスをものにした我が命の尊さを讃歎する」というふうに。天の啓示を受けた気分になることが、長い生涯にはしばしばあるようだ。

しかし、短歌というのは圧縮された酸素ボンベ、ガスボンベのようだ。ことばは圧縮され得る。圧縮されたことばに火が点くと一気にそこで凄まじい爆発が起こる。点火の後に烈しい感動が熱湯のように沸き起こる。茂吉という歌人はそれを成し遂げている。やはり芸の道だ。捧げられた恩師伊藤左千夫も感極まっているだろう。

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水に雲かげ 山頭火を食い荒らす

2016年11月18日 10時22分22秒 | Weblog

水に雲かげもおちつかせないものがある      種田山頭火

何処で切ればいいのだろう、この句。まず、水に雲/かげもおちつかせない・・・としてみる。水に雲影/(雲影)も落ち着かせない・・・とも読んでみる。

池水に雲が映っている。大空を雲が動いて行く。池水に夏の風が渡る。雲の影が揺れる。消えてしまう。また現れる。雲が落ち着かないのか。それとも池水が落ち着かせないようにしているのか。自由律俳句は文法無視というところがあるので、こっちで省略を補ってやらねばならない。

(池の)水に雲(の)影(があるものの、雲の影を)も落ち着かせない(力のような)ものが(そこに)ある。

こんなふうに補ってみた。補ってみるといかにも散文である。散文はどうしてだか韻律を伴わない。圧縮された韻文には魂が籠もる。

池水に映っている雲の影は、山頭火のここのの影ではないか。落ち着かないのだ。落ち着かせようとしないものを見て取っているのだ。雲の影は死の影ではないか。生涯を締め括るに相応しいものが死である。死と生の釣り合いが取れないで居るのだ。それを行き交う雲に見ているのだ。やがてこころの池水に吹いてくる風が止んだ。風が止むと池水に雲の影が映った。真っ白な力の籠もる夏の入道雲だった。山頭火の目にほほえみが浮かんだ。句を作る前と作った後のこの相違はどうだ。

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恐怖心を覚えて真夜中

2016年11月18日 10時07分18秒 | Weblog

恐怖心を覚えて真夜中。眠られずにいる。どんな恐怖心なのだ、そいつは。お前に取り憑いているのはどんな姿をしているのか。姿を現さないのがそいつのそいつたるところだ。煤けた煤(すす)の玉のようにして蠢いている。俺様のはらわたの中へ入り込んだり染み出たりしている。脅してくる。「これで死ぬことになるがいいか」と脅してくる。「いいも悪いもあるものか、これがおれだ。変わりようがない」と答えておく。今度は「おまへは悪いことばかりして来たじゃないか」と責めて来る。「死んだら地獄行きだぞ」と言い立てる。払い除けたつもりでいて払い除けていないので、恐怖心が膨れあがっている。それでもじっとしている。恐怖心はライトフライ級のボクサー並だ。こいつにしたたか打ちのめされる。真夜中、おれはサンドバッグになったままだ。

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たたずめば風わたる空 山頭火を食い散らす

2016年11月18日 09時48分46秒 | Weblog

たたずめば風わたる空のとほくとほく      種田山頭火

食い散らすようにして山頭火の句を読み散らす。今朝もまた、この一句を手に取ってみた。 

彼は漂泊の旅をしている。自由でありたいので自由にしているのだ。縛られたくないのだ。縛るものが何であれそれを擦り抜ける術を授かっているのが自由人だ。夏風が渡っていく。遠くにあるのは青い山青い空。彼は山裾を過ぎて野っぱらへ歩いて来た。そこでひょいとそこに立ち尽くした。句にしたい。句は尿意のようにして来る。しばしば来る。さっき放尿したばかりなのにまたそれを覚える。突然ばたばたと羽音がしてその後へ山鳩の鳴き声を聞いた。ばたばた羽音を立てながら、誰しもが遠く遠くへ旅をして行く。遠くの山には何があるのか。遠くの空には何があるのか。山頭火は50を過ぎている。あれもこれも見に引き受けて疲れている。死を前にしている感覚が人一倍に強く働いているのだ。そしてそこに悟りを求めている雲水がどっかりと腰を下ろす。ひんやりとした風が彼の胸元を渡って行く。

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山羊がいっぴき 山頭火を読み散らす

2016年11月18日 07時30分06秒 | Weblog

照れば鳴いて曇れば鳴いて山羊がいっぴき        種田山頭火

そういえば、僕の小さい頃、我が家は山羊を飼っていた。父が何処かからもらい受けてきたものだった。親の雌でやたら乳が大きくゆらゆらしていた。角が生えているので、こどもの僕が草のあるところへ引っ張ろうとしても、角で頭突いて困らせた。乳には独特の臭みがあった。辺り構わずぽろぽろぽろぽろ丸いウンチをした。だから山頭火がこの俳句を詠んだ昭和10年ごろなら、山羊は何処にでも見かけただろう。草原にも川岸にも、畑にも空き地にも。そこを通りかかった折には、鉄鉢の中へ山羊の乳などを分けてもらっていたかもしれぬ。山羊はメーメー鳴く。今日のように空が秋晴れのときなら気持ちよくなって山羊は駆け回りながらでも鳴く。曇って薄曇りになってくればそりゃ淋しいだろうから淋しそうに鳴くだろう。いっぴきなら余計に。さあて、山頭火はこれをどう見たのか。何故この句を詠みたがったのか。山羊に憧れたのか。ああ、おれもこのいっぴきの山羊のようだと思ったのか。山羊はしかしメーメーの一語しか語彙がないが、人間の山頭火は俳句をものして己を遊ばせねばならない。さまざまな鳴き声を立てて深刻に泣いたり、悟り澄ませて笑ったりして。それとも、そこに違った生き方、放蕩もせず漂泊もせず一定の場所でのんびりした暮らしをしているいっぴきの山羊を見出したのか。

僕といういっぴきもこのブログを書いてメーメーの鳴き声を立てている。それもしかし元気にして生きている内だけど。我が家の背後の城山のあちこちに赤さが目立つようになった。あれは櫨の木だろうか。もみじの木だろうか。メーメー鳴いて暮らしているとそのうち山羊は鳴かなくなってしまう。今のうち、今のうち。無意味な鳴き声だろうと何だろうと今のうち。

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