今日の僕の即興詩 「お誘い」
「ねえ、僕と遊ばない?」という者がいます/
遊んでくれる人のない僕ですから/
浮き足立ちます/
きょろきょろ見回してみます/
ところが、そこには誰もいません/
「ねえ、僕と遊ばない?」もういちど誘いがかかります/
風なのかもしれません/
風の神さまなのかもしれません/
しばらくしてやっと正体が現れました/
それは高い高いところにいました/
秋空の羊雲だったのです/
僕に彼と会話をする能力があるということを/
羊雲は見抜いていたのでした/
僕はすぐさまイエスと返答しました/