1
夕暮れた。6時はもう暗い。気温19℃。寒いような暑いような。長袖シャツ一枚だと寒い。もう一枚重ねたら暑い。調節が難しい。
2
日が暮れたら、薄着ではさすがに寒い。コタツに逃げ込む。予報だと、朝方には11℃まで下がるらしい。
3
というのに、昨夜は蚊に襲われて2度も目が覚めてしまった。蚊は羽音をさせるので、それと分かる。羽音を立てないで急襲する術を開発する必要がある。いずれ、そう進化するだろう。
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夕暮れた。6時はもう暗い。気温19℃。寒いような暑いような。長袖シャツ一枚だと寒い。もう一枚重ねたら暑い。調節が難しい。
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日が暮れたら、薄着ではさすがに寒い。コタツに逃げ込む。予報だと、朝方には11℃まで下がるらしい。
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というのに、昨夜は蚊に襲われて2度も目が覚めてしまった。蚊は羽音をさせるので、それと分かる。羽音を立てないで急襲する術を開発する必要がある。いずれ、そう進化するだろう。
1
東の空からまばゆい光の矢が一万本届いて、それが新しく盛り上げた畑の畝にどさどさどさと突き刺さって、そこもまばゆくなる。これでさささっと此処が愉快な地になる。
2
それだけでいいではないか、これで全部じゃないか、とお爺さんはふっと思ってしまう。この世を長く生きたお爺さんに必要なものは、ここに全部揃っている。
3
生きて行くこの世を美しくするための全部が、ここに集約されている。それ以外がどれだけあってもいいが、なくてもいい。いいかもいしれないぞ、とこれまたふっと思ってしまう。
1
真っ赤なダリアが一輪咲いている、庭の片隅に。寒さが日ごとに加わっているというのに。
2
午前7時、夜明けの窓の外に、それを見ている。まだすっかり明け切ってはいない。小暗い。
3
夜中、左胸がずっと痛んだ。鈍痛だが。締め付けられているような痛みだ。老は体内でも進んでいる。
4
与えられている老いの日々を、生き生きと生きて、わたしの今生を楽しんでいるいるかどうか、怪しい。
5
もしも歓喜を忘れ去って、朝夕を惰性で生きているとすれば、お天道様に申し訳がない。改めなければならない。