旭川9時53分発、稚内着13時28分、259.4キロをおよそ3時間半の旅。
この新型特急がデビューする2000年以前は普通のディーゼルカーを急行に改造した、キハ40。(改造後はキハ400)
キハ40といえば、山陰本線や山口線などでトコトコのんびり活躍しているヤツと同じもの。
無理やりエンジンパワー全開の「急行」にしても、4時間半はかかったので、およそ1時間の短縮ですね。
当時は夜出発して翌朝に着く夜行急行も設定されており、両端はキハ40、中間車はブルートレインの寝台車も連結ということもありました。 これから北の最果てに旅するのに、パンチの穴が開くだけの自動改札機なんてそっけない・・・。
JR北海道の駅名票。
韓国と東京の地下鉄にちなんで、駅ナンバーを導入。
駅ナンバーは地理に不慣れな外国人向けのサービス。
「T23(西船橋)の東西線、T09(大手町)。同じ駅のM18に乗り換え、M25(池袋)で降りる」
このように路線図に載っている番号を頼りにしてスムーズに乗り換えや目的地に行けるメリットあり。
旭川はA28、札幌から28番目の駅。稚内はW80、札幌駅から80番目。 普通のキハ40。
故郷の山陰線と同じものですが、こちらは寒地向け。
窓が二重になっています。
9時53分、特急スーパー宗谷1号がホームに入りました。
稚内駅の「最北端」の標識に1番近い、先頭車の左側にしたので、
増21号車1番D席。
乗り心地はローカル線とは思えないほどの超高速、まるで電車のようでした。
名寄までは130km/hだそうです。
先頭車はグリーンと一般席が半室。
一般でもグリーンとあまり変わらないほどの快適さになっていました。
あこがれのグリーン。
検札は切符をよく見ずに「ありがとうございます」だけでした。
片手にチケッターを持っていても、省略されてしまいました。
どんな印影になるか楽しみにしていたのに・・・。
ここは旭川車掌所の管轄かな?
天塩中川駅を過ぎたあたりに昼食の旭川駅弁。
車窓を眺めながらの駅弁は実に何十年ぶり。
この絶景パノラマは、宗谷本線を全部乗り通した特権のプレゼント。
抜海~南稚内の間に利尻島が見えるのですが、今日は霞んでいてあまり見えませんでした。
ハン尚宮(母)いわく「もうすぐ稚内だというのに、こんな風景が続くなんて、終着駅はとんでもないところなのかい?」
南稚内駅停車。「なーんだ、さっきまではすごい景色ばかりだけど、このあたりは街になったのね」
やっと、稚内駅到着!!
それでは、旭川~稚内の動画をお楽しみください。
聞こえる方も楽しめるように車内の音は消していませんので、ボリュームを調整してください。
この動画の中に私の大好き(?)な駅も入っています。(笑)