空になった、オオミズナギドリ(カツオドリ)の卵。
国内最大の繁殖地なので、森は穴だらけになっているそうです。
やっと着きました、御代ヶ池。
「この風景は新東京百景に選ばれているのですね」
ガイドさん「もっと上の御山から池を見下ろす風景が新東京百景になっています。周囲400メートル、深さはおよそ2メートル。明治時代に放れた、鯉も生息しています」
(新東京百景・・・23区と市町村の住民が選んだ景観) 鯉の泳いでいる姿は見えませんでした。
ツゲの原生林に囲まれた湖畔の休憩テーブルに腰掛けると、マイナスイオンの美味しい空気に包まれていました。
樹雨(きさめ)が流れてきたり、晴れたり・・・・山の天気は変わりやすいです。 道にこのような番号札が埋め込まれているのに気付き、聞いてみました。
気付いたのは行く途中のT23、終点はT67。
まるで地下鉄の駅ナンバリンク。
GPS(地図情報システム)と関係しているかと思いましたが、エコツーリズムに指定されているコースはそのような目印がついているとのことでした。
これがあると、出口までどのくらいあるか一目瞭然ですね。
「これは冬虫夏草。セミの幼虫に寄生し、抗がん剤の原料になる草が生えてきます」
セミの幼虫に寄生する植物があるなんて!と目からウロコでした。
上の拡大写真。
あっという間にお昼になってしまいました。
いろいろ教えて下さった、ガイドさんとお別れです。
「生まれも育ちも御蔵島なんですか?」
「はい、そうです」
「いろいろ教えてくれて、ありがとう。とrても楽しかったです。昼食にしたいので、お勧めの場所まで送ってくれます?」
送ってくれたところは・・・昨日戴いたばかりの同じ食堂、「美美庵」でした。
お店の人も私のことを覚えてくれたらしく、「また、いらっしゃいましたね」。
「昨日の刺身定食はとても美味しかったです。今日のお勧めは何ですか?」
「お勧めは・・・塩焼き!!」
この島に来てからずっと魚ばかりでした。
同じ民宿で泊まっている方と一緒に居合わせたので、ちょっと雑談してみました。
私と同じく伊豆諸島と小笠原諸島、沖縄の小さな島まで巡っている、島が大好きな方でした。
青ヶ島もすごくよいところだよ・・・と勧めてしまいました。
この方も本当に青ヶ島まで行かれたらいいな・・・。