「お時間よろしければ、隣の小中学校をご案内したいと思いますが・・?」と村役場職員。
本来、学校は一般公開していないはず。
内地からの観光客だというのに、ご案内戴けるのはありがたい、とお言葉に甘え、小中学校の見学をさせてもらいました。
「平成7(1995)年の強烈な台風により、校舎が著しく破損してしまったため、平成12(2000)年、今の校舎に建て替えました。児童生徒の数は現在26名、教職員27名です。この大きさでしたら、100人くらいの子供を受け入れることはできるのですが・・・」
玄関の展示ホールに掛けられている、御蔵島の航空写真。
まず、校長先生に挨拶、6階の屋上から下に行くような順路で校内の見学。
「御蔵島唯一のエレベーターでございます。実は、斜面に校舎が建っているようなものなので、4階も出入口があります」
屋上からの眺め。
村役場の建物が見えます。
なんと、グラウンドも芝生が張っていますね。
去年までは土でしたが、今年からだそうです。
6階に下りると、最新鋭のパソコンが置かれたコンピュータールーム、音楽室。
パソコンは島暮らしにどうしても欠かせないものになってしまいました。
(2004年から青ヶ島も含む伊豆諸島全島ブロードバンド導入)
ここにコンピューター室が設けられ、島民たちのための講座も開かれています。
ほとんど各家庭にパソコンが置かれているそうです。
5階は中学生の教室。
4階は小学校1~6年。複合教室ではなく、学年ごとになっていました。
図書室も日本図書十進法(NDC)に沿った配置になっていて、しかも公民館図書室と見違えるほど所蔵数が多い。
(背ラベルの「000」は総記、「100」は哲学、宗教、「200」は歴史、地理、旅行ガイド、「300」は法律、社会・・・)
「ここの図書館は村民なら本を借りることはできます」
授業の邪魔にならないように垣間見したところ、少数の子供たちとマンツーマンなので、アットホームな雰囲気でした。
大勢のクラスだと1人1人見ることは難しいけど、ここなら理解できるまでゆっくり教えることはできそうです。
3階は理科室、美術(図工)室、家庭科室、技術室。
2階は保健室、職員室、校長室、展示ホール、玄関。
1階は給食室、ランチルーム。
ランチルームは昼の休憩になると、先生たちも小中学校の生徒たちと一緒に楽しめるように長い机が置かれていました。
給食は朝3時から準備に取り掛かるとのことです。
いろいろとご案内してくださって、ありがとうございます。
御蔵島村といっても、教育は大変充実していることがわかりました。
青ヶ島村立小中学校も立派な建物、アイランドタイムズのDVDで校内の雰囲気がわかると思います。