今回の台風13号の動きはなかなか読めませんでしたね。
20日午前6時頃には関東地方通過になっているような進路予想図なので、19日の御蔵島は欠航になるだろうと予想していましたが、普通に船が着き、八丈島へ。
折り返しの船も無事に御蔵島寄港、東京に向かったそうです。びっくりしました。
大島・新島・神津島・三宅島・八丈島は2つの港を抱えているため、天候や海況により接岸場所を変えられることはできるのですが、御蔵島のように桟橋が1つしかない島だと波が高ければそのまま通り過ぎてしまうのに、奇跡的です。
2年前の御蔵島は台風でもないのに、寄港できずにそのまま八丈島に流されたのに、いったいどうなっているでしょうか・・・。(笑)
今回の台風は駆け足で過ぎ去ったため、大きな災害もなくほっとしました。
御代ヶ池入口の駐車場付近。
東京都が設置したと思われる、青い道路標識が目立っています。
ここでもアシタバが自生。
特に新芽はそのままでも美味しい。
道路沿いにあった、御代ヶ池行きの道標。
ここから散策するのに、ガイドさん同行でないと行けなくなりました。
駐車場。
ガイドさんいわく「サルノコシカケ(霊芝)。漢字にすると”猿の腰掛”です。
ガンの治療に使われています」とのこと。
へぇ、これが猿の腰掛!?と緑色の葉っぱに指差すと、
「あっ、これは、マメツダです。サルノコシカケはこちら(右側)」
5000年前~1万年前の噴火で転がってきたと思われる大きな岩。
岩むき出しではなく、いろんな植物と一体化。 野生のニオイエビネ。
ニオイですぐわかってしまうため、昔は持ち去られたりしていました。
御蔵島でしか見られない貴重な植物です。
ここは野生ですが、人工的に増殖栽培を行い、園芸ファンに分譲販売するところもあるそうです。 ツゲ。
島じまん2008の御蔵島ブースでは、ツゲを使った工芸品の販売もありました。
「ツゲは将棋の駒や印鑑、櫛などに使われています。成長は他の木よりも非常に遅く、100年かかって1メートルくらいになります。
この写真に写っている大きなツゲは樹齢不明ですが、もしかすると500年から1000年の間かも・・・?
高級木材なので、江戸に送り、収入を得ていたそうです。
ツゲの将棋駒を天皇陛下に献上したことあり。
ツゲといっても、とても貴重なものだったとは・・・。
今になって気付くのはやはり遅かった。
島じまん2008の御蔵島ブースでツゲ工芸品を販売していた理由がわかりました。