蟹田に向かって右側は海の景色、陸奥湾が見られます。蟹田でキハ40 525のディーゼルカーに乗り換えると・・・本州最果て地の三厩までは内陸に入るので、深い山間の景色ばかり続きます。
この車両は八戸線でも使われているらしく、大津波警報が出た場合の避難方法が掲示されていました。
蟹田から三厩までは内陸なので、あまり関係なさそう・・・。
事実上、JR東日本とJR北海道の境界駅。
中小国を出ると、電化されている右側のレールはJR北海道。
今乗っている車両は架線が架けられていないJR東日本。
ここで一旦、離婚し、大平駅停車。その隣は、津軽二股駅の向かいに離婚したレールが再び寄り添うように津軽今別駅。
津軽二股はJR東日本、向かいの津軽今別はJR北海道。目の前なので、歩いて行ける距離です。
みどりの窓口で「津軽二股 → 津軽今別 経由:津軽線・海峡」のマルス券を買うとしたら、いくらかかるか検証してみたら・・・津軽二股~中小国 15.2キロ、中小国~津軽今別も同じく15.2キロ。合わせると30.4キロ。【東】津軽線、【北】海峡線も地方交通線。本州3社地方交通線29-32キロは570円。JR北海道部分は15.2キロ、加算額は11-20キロで30円。合わせると、600円。
「津軽今別 → 竜飛海底 経由:海峡 ¥220」が全国のみどりの窓口で発券できるのは2013(平成25)年11月20日まで。11月20日をすぎると、「竜飛海底」が抹消してしまいます。只見線の「柿ノ木駅」は抹消したわけではなく、臨時駅として残しているので、停車する日のみ発券。
平成13年7月1日から「奥白滝」「上白滝」廃止。
奥白滝は1日1本しか止まらない、小幌に比べれば究極な秘境駅。
7月1日から、マルスから消えてしまうので、まだ生きている6月30日のうちに発券。
山口県の美祢線、大嶺支線も平成9年3月31日限り。
仕事からの帰り、三鷹駅で「大嶺」が抹消する前に発券。
大嶺も「谷に眠る駅」とし、もし、現役だったら、秘境駅のひとつに含まれていたかも知れません。
荷物をわざわざ持ち歩かなくてもいいように、車掌さんに「12時46分発も、この同じ汽車なんですね?」と一応確認。
「はい、貴重品だけは持ち歩いてください」
ホームに降りると、7月の終わりだというのにひんやりとした空気。
まるで梅雨時の6月。
あじさいがきれいに咲いていました。
レールが行き止まりになっている終着駅。今まで全国の終着駅に行ったことがあるのは・・・北から順番に稚内、江差、根室、新千歳空港、函館、青森、三厩、岩泉、銚子、成田空港、上総亀山、奥多摩、武蔵五日市、海芝浦、日光、(吾妻線の万座・鹿沢口は降りたのに終点「大前」はまだ)、横川、九頭竜湖、宇野、大嶺、長門本山、仙崎、門司港、若松、西戸崎、宇美、博多南、西唐津、長崎、佐世保、志布志、枕崎。
三厩駅前通り。
最果てという言葉にふさわしく、寂しすぎる~!!
ここから青森までおよそ50キロ先だというのに、青森西郵便局が取り集めに来るそうです。このポストに投函しても、青森市と全く同じ消印の「青森西」になるんですかね・・・。ここは東津軽郡三厩村だというのに。と思ったら、外ヶ浜町と合併しているので、「村」じゃなくなりました。「町」でした。
駅前にあったアジサイ。アジサイと言われると、真っ先に思い浮かべるのは青ヶ島の民宿「アジサイ荘」さんと25円普通切手。
1日5本の駅でした。山口県の美祢線・大嶺支線も1日6本。
大嶺より1本少ないのに、JR東日本の正社員が配置する有人駅。オンラインで結ばれていないタイプのPOS(販売情報管理システム(Point Of Sale system)設置。指定席を発券できる端末であれば、「マルス」。そうでなければ、POS。
POSもJR全線全駅のデータが入っているので、「枕崎 → 西大山 経由:指宿枕崎線 ¥630 三厩駅発行」も可。只見線沿線の有人駅も正社員。東日本は正社員配置だというのに、西日本は無人または委託駅になっているところが多い。
ホームにつながる通路。
記念に1個もらおうと思いましたが、余計な荷物が増えるので断念。