津軽二股駅。二股の意味を調べてみたら、 1.もとが一つで先が二つに分かれていること。2.
同時に二つのものに働きかけること。3.二人の恋人と同時交際すること。
向かいにある駅は、「津軽今別」なので、二股をかけている駅ということになります。
津軽二股はJR東日本、津軽今別はJR北海道の駅になります。本州にある、唯一のJR北海道の駅。(竜飛海底駅も本州内だけど、見学券がないと下車不可)
目の前にあるのに、津軽二股と津軽今別は同一駅ではないので、切符を買うとしたら、中小国経由、600円。
これから蟹田に向かうのに、スーパー白鳥に乗り換えると、またあそこの津軽今別駅を通ることに・・・。
乗客からの質問に的確に答えるため、2つのポケットにいろんな資料や筆記道具が入っていて、重たそうに見えます。
本州最果て地での車掌業務、本当にお疲れ様でーす!!
友人が作ってくれた、旅行会社顔負けの「旅のしおり」。
2001年に撮影した、大阪発青森行きの「白鳥」。10時12分に大阪を出て、青森に22時59分着。JR西日本車両が青森へ、まるまる12時間以上。
「白鳥」で北海道に渡ったので、今回も新青森発函館行きは「スーパー白鳥」なので、何かの縁だと表紙にしたと思われます。
わざわざ時刻表を見なくても、このしおりを開いただけで、
三厩からのキハ40が蟹田に着くのは、13時26分。
スーパー白鳥19号への乗り換えは13時29分。
乗り換えはわずか3分しかありません。
3分というのは、同じホームで乗換かなと、たかをくくっていました。
ところが・・・キハ40が蟹田に到着とともに、スーパー白鳥19号が全く別のホームで滑り込むように停車。待機していたJR北海道の運転士と車掌が乗務交替。同じホームではなく、階段を上り下りする必要あり。
「重たい荷物を抱えながら走れって言うのか、北海道と東日本、別の会社とはいえ、同じJRグループとして融通きかせろ!!」と少し怒りながら、駆け足で階段へ。
私だけではなく、重たそうなスーツケースを引きずって、階段を昇るお客さんも・・・。
下関駅も、JR九州とJR西日本の境界。山陽本線・山陰本線からJR九州の電車に乗り継ぐのも、同じホームではない。階段をおりて地下道を通って・・・。会社が異なっても、できるだけ同一ホームで乗換が出来るようにしてほしい。車いす利用者が階段を使って乗り換えだと、バリアフリーだと全然言えない。
全旅程の時刻表と切符付きになっていますが、長万部→小幌は破算・・・。
「スーパー白鳥」の車両はJR北海道所有の789系。
「白鳥」だけなら、JR東日本所有の国鉄型485系。
北海道が東日本エリアの新青森まで乗り入れているので、東日本が函館まで乗り入れ。会社別の車両貸し借りはお互いに清算しているようです。
飯田線も、飯田から上諏訪間はJR東海とJR東日本が相互乗り入れ。山陽本線も少し前までは交直流型タイプのJR九州が新山口まで乗り入れ。九州内は交流、西日本は直流の切り替えができます。ところが、JR西日本の車両は直流のみなので、交流の九州には入れず。その代り、山陰線のキハを小倉まで乗り入れをしていたが、JR九州が乗り入れる山陽本線の距離が長くて、西日本は小倉までの短距離。結局損するのは、JR九州なので、相互乗り入れを取りやめし、下関駅で線引き。
東京メトロ千代田線も、JR東日本、東京メトロ、小田急電鉄の3社が相互乗り入れ、自社の車両を他社に貸し出すのもお互いさま、走行距離も同じになるように調整しているようです。
スーパー白鳥の仕切りドアは本州北部と南北海道のデザインになっていました。北海道と本州、何度も往来している車両にふさわしい。