海底からのケーブルカーでやっと地上の記念館へ解放~!!「これから自由行動になります。15時55分までに、ここへ集合してください」と案内人からメモを渡され、時間を見ると15時15分。わずか40分しかありません・・・。
記念館内のレストランで休憩する人もいれば、記念館周辺を散策する人も。
友人は「40分の間に郵便局は無理かな??階段国道にも行ってみたい」と言っていましたが、地上周辺の地理に疎くて、どこに郵便局や階段国道があるか見当つかず。無理に行かないほうがいいと判断。
実は、このあたりだとお昼に行った、三厩駅からわずか14キロしか離れていません。三厩から竜飛海底は直接つながっていないので、わざわざ蟹田を経由しなければならない。三厩から竜飛海底の乗車券(経由:津軽・海峡)を購入すると・・・三厩から中小国【JR東・地方交通線】24.4キロ+中小国から竜飛海底【JR北・地方交通線】35.8キロ、合計60.2キロ。1110円+JR北海道分の加算額120円=1230円になります。
しかし、竜飛海底駅に降りられるのは、竜飛海底駅見学整理券を所持している人だけなので、みどりの窓口で竜飛海底までの片道乗車券を求めようとしても、竜飛海底から木古内までの乗車券と、見学整理券と一緒でなければ売ってくれません。
これでも国道336号線。地図を見ると、こんな最果ての地でも、ホテルや旅館や民家も・・・。
しかし、日本海側なので、冬季の間は、強風の世界。山口県の故郷も日本海側の小さな漁村。北からの冷たい風が吹き付け、海も白波が際たち、荒々しくなります。もしかすると、北海道より厳しい寒さかも。年末年始に故郷に帰っても、氷点下の世界、寒さに堪えてしまいます。温暖な山口県のはず、日本海側だけは表情が異なります。
竜飛海底駅の地上。本当に何もない田舎です。
本州最果てだから、まるで伊豆諸島最南端・青ヶ島の風景かな??
家が建っているのが見えます。
こんな場所で暮らしているなんて、すごいな~と思っていましたが、青ヶ島と同じく、ヘリポート付近の岡部・中原地区のみ住宅地。
あとは自然の宝庫。
記念館全景。
もうすぐ8月だというのに、アジサイ。
このあたりの気候は東京より2ケ月遅れかな。
最果ての地は寂しすぎる風景でした。
冬の間はさぞかし、大変だろうな。竜飛海底駅の営業は、平成25年11月20日までになりました。それ以降は北海道新幹線開業工事に備え、廃駅になってしまいます。
北海道新幹線開通後は新青森駅がJR東日本とJR北海道の境界駅になってしまいます。本州内で唯一のJR北海道の駅、津軽今別駅は、奥津軽駅として開業かな・・・??
気になるのは、北海道新幹線開業後、旅客は新幹線のみにするらしいなので、在来線として青函トンネルを通過していた上野発の寝台特急・「北斗星」や「カシオペア」、大阪発の「トワイライトエクスプレス」、青森-札幌間の「急行はまなす」の存続。
北斗星を存続させるとしたら、【区】東京都区内から【札】札幌市内行きの経由欄は「東北・盛岡・目時・青森・海峡・(江差線は第三セクターに変わるので)木古内・函館線・室蘭線・千歳線」になるかも知れません。JRの北斗星がいわて銀河鉄道と青い森鉄道、北海道の旧江差線が第三セクターに変わり、3社を跨る形に・・・。