Blogご無沙汰した訳は入院ではありませぬ。面白い場所…フィリピンはミンダナオ島最南端近く、漁港を抱えるGeneral Santosへ、工場見学のご招待を受け、誕生日の翌21日より月末まで出かけていたんです。社長のジェフさんは台湾人。1.5年前台湾からの飛行機で席が隣り合わせたのがご縁の始まりだ。日本で働く娘さんを何度かご招待しただけだが、「是非泊りがけで会社を見に来てください」と。社長も泊まる立派な社員寮に宿泊、毎日ありとあらゆるフルーツを頂いた。28歳の息子Edisonが社長代理がつとまるので会社は任せて社長自らが我々夫婦に6日間張り付き周辺の案内や変わった体験をさせてくださった。
ボイラーは鰹節会社の心臓!鰹を鰹節に加工処理して日本の「ハナマルキ」などに輸出する会社、従業員は通常30名ぐらいだが多忙時は100人の臨時作業者を補充する。この会社の塀の外には仕事待ち人が常時座っている。着いた翌日に工場見学。魚の入荷から洗浄、Head Removal(頭とはらわた除去―手袋無しで!女性たちが指を痛めそうだと心配した)、加熱、ロースト、自然乾燥、異物混入検査の工程を経て梱包まで。長靴、マスクと帽子着用で工場に入る。大型ボイラーが目立つが「ボイラーは鰹節会社の心臓だ。これは台湾で買った」とジェフさん。工場内は衛生管理が行き届いている。着いた翌日厚生省のお役人2人が来たので工場内や製造プロセスの衛生検査に付き合った。色々指導を受けた後、その日は「お役人にご馳走するのだ」と。筆者の誕生日が3日前と知ったら「丁度いい、みんなでお祝いだ!」と、社長副社長、マネージャー2人、お役人2人、筆者と夫、という面白いメンバー8人で寿司もある高級バフェへ。3日遅れの“Happy Birthday”を経営陣やお役人に祝われた ミニ楽団がテーブルに来て「Happy Birthday, Ayako !」と。フィリピンの漁港で賑やかさこの上もない誕生日パーティーをしていただいた。(彩の渦輪) 写真1.朝のココナツジュースやフルーツを社長のJeffさんと 2.魚の入荷 3.作業場 4.手で頭とはらわた除去。指を傷つけないかと心配だった 5.ロースト後の自然乾燥 6.分別作業