先頃国際善隣協会のお世話でモンゴルから選抜高校生15人が物理と英語の2教師と共に来日、日比谷高校、戸山高校、明星高校と歴訪し、筆者は明星高校見学に参加させていただいた。明星高校は個性尊重、自主自立、自由平等を教育理念に掲げる素晴らしい高校だ。ここの3年生とモンゴルの高校生との合同授業を参観させていただいたのだが、勿論英語での講義、生徒の意見を上手に吸い上げる良い授業だった。この高校には海外からの留学生が多いようで、授業の教師は、モンゴル、日本、ナイジェリア、イタリア、ノルウェイの生徒から意見を聞き、*自分の国の見所(案内したい場所)、*紹介したい自国の食べ物、*放課後の使い方、*人生で何が一番大切と考えるか、等、取り上げる項目も、質問への答えも生徒に聞いて発表させ、5か国の共通点、相違点を黒板に一覧表にして書き出した。我々夫婦はバックパッカーとして2014年にモンゴルを訪れたが、突然の申し出にもかかわらず鶴竜の父上に面会出来たり、ウギー湖を通りかかったら、湖畔でバーベキューをしていた一家に、「息子が英語を話します。一緒に食べましょう!」と歓待されたり、と、良い思い出ばかりだ。明星学園での授業後の交換会でも引率の先生や生徒さんと会話や笑顔交換に忙しく、時を忘れた。(彩の渦輪)