あけぼの

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お富さん、チムニーの監視役にドローン

2015-06-19 08:15:15 | 旅行記、多文化教育、国際

 ドローンの前で微笑むお富さん アメリカ人は新しいもの好きだが彼はアメリカ在住日本人、名前は富男さん。富がやって来る男だ。彼は19歳のとき貨物船で渡米して50年余になるアンビシャスな男。苦難を経て今は3階石造り、高台にあるシャトーのような自宅に住み、プロパティーやアパートを持っている成功者だ。PCと睨めっこし、家の補修やアパートの管理で日々を過ごしている。会えば日本食で情報交換、老いて友達が減ったことを嘆いている。福岡に帰っても会える人もほとんどいないようだ。今回彼の部屋で写真のドローンを見かけた。高くて急こう配の屋根は年齢と共に上がるのが大変になり、ましてチムニー(煙突)の中や周辺の管理、補修は難儀なこと。ドローンを飛ばして煙突内部の写真を撮り屋根の管理に役立たせているという。相変わらず好奇心は強い男だ。筆者はドローンというものを初めて目の前に見た。地球漫歩自悠人の筆者は行動力では負けてはいないが最新ハイテク入手では負けた!!!(自悠人) 


Blog Nameを頂いた素敵なDawnと楽しいひと時

2015-06-18 13:05:41 | 旅行記、多文化教育、国際

1. Yuuki, Dawn, A and T 2. ralphy アイスランドからの帰途数日過ごしたCincinnatiでDawn と食事、楽しいひと時を過ごした。筆者がアメリカ在住23年間で知った人名で一番好きな名前がDawnだ。「夜明け」「始まり」、「曙光」とか訳しますね。筆者は、Blog名にはDawnをつけブログ・タイトルは「あけぼの」とした。彼女は元TV局勤務でニュース担当だったが州立UC(University of Cincinnati)に転職、大学や大学職員の業績を紹介する職務についた。名刺の肩書にはAssociate Public Information Officerとある。Officerというより大変魅力的、可愛いらしいと言えるぐらいの女性だが会話は歯切れ良く文章は簡潔且つ面白い。筆者がまだUC やXU(Xavier University)で教えていた時、出版した拙著と共に筆者を紹介してくれたProfileをちょっと読んでいただければ幸いだ。内容は今でも新鮮、これはArchiveといい、永遠に残される記事だ。http://www.uc.edu/profiles/ogawa.htm 

 Profile & About Her Life in U.S.  Pens "Suddenly, Like a Flame" About Her Life in U.S. Story and photo by: Dawn Fuller  写真にいる青年は筆者が紹介したXUに短期留学し英語を学んでいるYuuki君。Dawnと会えば色々と啓発されると誘った。猫ちゃんはDawnの飼い猫、Ralphy君。

久方ぶりの再会の前日頂いたメールに、“One of my news releases was picked up by a Japanese technology websiteとメールが: http://www.nedo.go.jp/content/100646450.pdf日本のあるハイテクサイトに日本語で彼女の記事が紹介されている。著者: Dawn Fullerと。シンシナティ大学(UC)の共同研究が、(有機)太陽電池を、現在流通するシリコンやゲルマニウム製の太陽電池と比較して、将来的により丈夫で軽量、フレキシブルかつ安価にする方法についての進展を報じる。…シンシナティ大学のCollege of Engineering and Applied Scienceは、工学教育・研究・イノベーション界のリーダーで、コーオプ教育(大学が主導で運営管理する就業体験プログラム)の世界的な創始者。翻訳:NEDO(担当技術戦略研究センター渡邉史子)と。文の始めの方割愛(彩の渦輪)


親切青年?それとも詐欺的ビジネス?

2015-06-17 07:56:21 | 旅行記、多文化教育、国際

「通りがかりに気づいたのですが屋根瓦がずれてますよ!」とベルを鳴らして教えてくれた足袋姿の2人連れ。外に出て指差す我が家の屋根を見たがずれが確認できない。玄関の峰瓦では縛っていた針金が切れていたが瓦はずれていない。「そのうち雨漏りがして大変になりますヨ」と言う。「私には見えないけど」と返答したが、考えた。まだ古いアンテナが残っていて邪魔だし、いずれ除去したいと思っていたところだ。そうだ!アンテナを除去してもらい屋根の状況も正確に知らせてもらおう。

 そこで屋根専門職という青年2人に、アンテナ除去することを条件にi-Padを渡して屋根瓦を撮ってもらうことにした。勿論アンテナの除去費は支払う約束で。彼らは二階の屋根まではしごをかけて作業を始めた。写真では、縛っている針金が2、3か所切れているだけで瓦のずれは見当たらなかった。ボスのほうが針金の糸切れを強調し、「危険だから瓦を全部積み代えた方がよい」という。ワイフは「いまどきなんて親切な青年がいるんでしょうね」と感動の面持ちだ。「費用は?」と聞くと「60万円です」とさりげなく答えた。結構高価なので、「この家を建てた工務店に相談してみます」と彼との会話を終えた。

工務店と話し合ったら「そんな話はよく聞く。騙された人もいる。簡単に瓦はずれないヨ。」と教えてくれた。我が家の屋根のふき方は「入母屋造り」でしっかり固定されている筈。まだ35年しか経過していない。耐震対策には瓦屋根は弱いので流行らないが、耐久性と美観、風格は抜群だ。屋根が重い分、建築構造材は檜材とし、昔風にがっちりした構造にしたので気に入っている。

それにしてもあの青年たち、本当に親切で声をかけてくれたのか、それともニュー・ビジネスを思いついたのかな?(自悠人)


大自然のパワーが我が余生に充電!(2)アイスランド共和国

2015-06-16 11:27:18 | 旅行記、多文化教育、国際

    1氷河や雪を頂いた山 2.レイキャビクで迷ったらこれが目印、ハットルグリムス教会 3.4.かぼちゃ型の容器に入った美味しいスープ

 競いあう親切、けた外れの物価高 ケプラビック空港でレンタカーを借り、売店で地図を購入したら22ドル、驚いた。レイキャビク市内までは苔の生えた溶岩台地を見ながら順調。道路は大変良い。予約した宿が分からず若い女性に尋ねたら、部屋に帰りヘルメット着用で出て来て「私についておいで」と。宿への入り口に一方通行のサインがあり、大回りして宿の前まで。お礼を言う間もなく去って行った。レイキャビク市内の駐車は難しい。お上りさんらしき若夫婦が筆者のために説明を読み、筆者の不足分に自分のコインを追加、「はい、2時間大丈夫です!」と。車を止め道探しをしていたら高校生らしき女の子が遠方から走って来て教えてくれた。現金不可のガソリンスタンド、カードでもパスワード入力等、楽ではないが、寒風の中長々と立ってガソリンを入れてくれた高校生らしき男の子。身に付いた親切に感動!レイキャビクのバロンホテルでは受付のナターリアが我々を日本人と知り豪華なバスタブのあるスイートルームをくれた。「ロシア出身?」と尋ねたら「スペインからです」と。「ムーチャス・グラシアス!」とスペイン語の会話を楽しんだ。

 ホテルは安くても30000円。我々はホテルにはやっと2泊、4泊はゲストハウスにしたが、それでも素泊まりで11000円以上だ。素朴なレストランでハンバーガーを注文したら2000クローネ=2000円(現在円とクローネ同価)、ビールは小瓶が950クローネ(950円)、行列のできるスープ屋さん、パンで作ったカボチャ型の容器に2種のスープが満杯に入って1350円。土曜日は満席で入れず火曜日に行ったが皆さんにこやか、舌がとろけた。

地球にも人にも優しい国

「世界遺産より人間遺産」を合言葉にその地の人々との出会いと交流を楽しんできた我々だが、受けた親切と交わした笑顔は110か国中今回が最高!物価も最高だったが、物価高を蹴散らす魅力は溜め息の出る風景と心からの親切だろう。アイスランドは環境立国、自然との共生を重視し水素燃料のバスが走る。二酸化炭素を出さない自然エネルギーの使用が7割を超えるとか。地球にも人にも優しいこの国に出かければ、美しい自然や満面の笑顔に癒され、人生に充電されること請け合いだ。(彩の渦輪)

 ニューヨークの待ち時間10時間。疲れた!


大自然のパワーに余生が充電された!

2015-06-15 09:13:00 | 旅行記、多文化教育、国際

日本語と寿司を楽しんだブルー・ラグーン

   Ambrose 君と ブルー・ラグーンは5000平方メートルにも及ぶ世界最大級の露天風呂で、地熱発電所の残り水が流れ出しラグーンを作ったものだという。美しい青色はアイスランド人の目の色と同じだそうだ。脱衣所のコイン・ロッカーはハイテクで使用が難しく、夫が隣にいた男性に英語で尋ねたら日本語の返事が返って来た。彼、アンブローズと3人で温泉に2、3時間、いや、もっとだろうか、日本語をしゃべり続け、お昼は寿司で乾杯!「なぜ日本人と分かったの?」の質問に彼は微笑んだ。日本で生まれ育ち、間をおいて8年間滞日した日本贔屓の青年、修士号2つ持つ30歳のアメリカ人だった。ジャパングリッシュ(日本人英語)の特徴を熟知していたのだ。夫曰く「英語の発音が下手で良かった!」。3人で笑いあった。彼は勿論寿司や刺身が大好きだった。出会い、この妙なるもの。美しい乳緑色、地熱利用で熱いこの天然温泉で心も体も温まり、我が余生に充電して貰った。(彩の渦輪)下の写真はゴールデン・フォールス