あけぼの

アート、文化、健康、国際・教育、音楽、食・レシピ、日記、エッセイ、旅行記、学問

皆生温泉3泊4日の旅で9組の友人親戚知人に会った!

2016-03-14 12:46:52 | 旅行記、多文化教育、国際

シャター通りになっていた昔の商店街三井別館の女湯(男湯はもっと広い) 海外の旅で草臥れた身体を癒すため急に郷里の温泉療養の旅を思いついた。金婚も過ぎ夫婦年齢合計162歳。地球千鳥足の旅で記事を書き9年半、いつも追い駈けられ、日本に帰っても気持ちに余裕がない。今回国内逗留(?)の旅広告を見て皆生温泉3泊4日の休養旅行に。皆生は我々夫婦の出生県鳥取県は米子市から車で10分、海に湯が沸く温泉、源泉は85度だ。出雲大社を含めて近隣は殆ど見終っているので観光不要、墓参ぐらいはして温泉に浸かりノンビリしようと企画した。我々夫婦の旅は通常海外、バックパックの個人旅だ。旅と投稿を生き甲斐の1つとして現在に至っている。「世界遺産より人間遺産を!」の合言葉で出会い中心の旅をしてきたが、大いに生きる刺激を得てきた。単独で、あるいは夫婦で、ある時は別々の国から出発、目的地で待ち合わせした。会えた時はカッチンと乾杯、時間ずれで会えずハラハラしたこともあった。携帯電話の無い時代に始めたのだ。辛抱強く待つしか仕方がないこともあった。

 さて休養のつもりで温泉に出かけたものの、結果は9組の人たちに会った。貧乏症なのだろう。ノンビリとはいかなかったが、夫婦別行動もあり、且つ1日5回温泉に浸かったのだから、しっかり英気を養えた。部屋続きの椅子に座ってホテルの庭を眺めながら人生を回顧した。窓外に可愛い鳩が終日巣を温めていた。もうむやみに動き回る年齢ではないと思った。多少のガタがあり、いつ倒れてもおかしくない身体になったと自覚する。疲労が大きいのは特に頭脳だ。回り道をしながら判断し事態を解決しなければならないからだ。

 たまには休養もいいものだ。静寂そのものの環境でひと時を過ごせたことに感謝した。(自悠人)

部屋の窓から見える三井別館の庭 この枝に鳩が巣を温めていた

 あご野焼きと郷里のお菓子。左端、はったい粉の飴は美味


VIPでもないのに写真が先に着いていた!~フィリピン共和国2~

2016-03-12 09:33:15 | 旅行記、多文化教育、国際

    到着したら「貴女の写真をもう見た!」と: 香港経由マニラ行き、マニラでセブ・パシフィックという国内線に乗り換えてジェンサンへ行く。小さい飛行機のタラップの下で3人組のフィリピン女性とおしゃべりした。筆者が日本人と知ったヤムが「ジェンサンへ何しに行くの?」。筆者「鰹節工場見学に」。フィリピンは英語国、筆者は鰹という英語を知っていた。ヤム「あるある、鰹節会社が。でも貴女物好きね!」。筆者「社長のご招待なの」。会話はそこで終わりだった。ヤムは仲間と筆者とを自撮りし、急ぎ機中の人となった。機内では席が離れ話す機会はなかった。夕方目的の会社に到着すると、社長室勤務の美しい女性、シャハラが「実は貴女の写真をもう見ました!フフフ」。ニコニコし得意そうな笑顔でお出迎え。「写真って?」とその日は疑問に思っただけだったが、翌日、写真を送信したのはマニラ空港のタラップの下で会ったヤムと知った。ヤムは彼女の姉だったのだ!だが筆者はヤムに訪問会社名を告げてはいない。ヤムも妹の存在は語らなかったが、鰹節会社という言葉から妹勤務の会社と推察し、密かに写真を送信したのだろう。地球上の人の縁: 翌日、社長とシャハラと我々夫婦とで魚市場や東部の美しいビーチ、Isla Jardin del Marへと遠出をすることに。車中でシャハラが、姉ヤムからの写真送信を語り、「これからヤムの勤める州の分庁舎、マラパタン・ホール前を通過するけど寄りたい?」と筆者に聞いた。「勿論!」と答えたら面会手配、急遽4人で立ち寄りオフィス全員の大歓迎を受けた。ジェフさんも自社員の姉の勤める州庁舎で人々の歓迎を受ける体験を喜んだ。別れを惜しみ更に海岸へ向かう道沿いに姉妹の実家があるという。立ち寄りココナツ・ジュースをご馳走になった。美味!残りのナタデココはアヒルさんたちがつついていた。シャハラはココナツの収入で大学を出たという。 国内便のタラップ下でのお喋りが筆者にもジェフさんにも思い出深い体験を齎し、地球上の人の縁を再認識させた。(彩の渦輪)

写真1.ヤムの勤める州の分庁舎で大歓迎 2.分庁長さんの部屋でヤムや課長さんと。ベニグノ・アキノ大統領やボクサーから国会議員になったマニー・パキオの写真も飾ってある 3.シャハラの実家でごちそうになったココナツの実をつつくアヒルちゃんたち 4.トライシクルに挑戦 5.魚市場入口

uo


ボイラーは鰹ぶし会社の心臓!:ジェネラル・サントス訪問~フィリピン共和国~

2016-03-05 17:02:36 | 旅行記、多文化教育、国際

      Blogご無沙汰した訳は入院ではありませぬ。面白い場所…フィリピンはミンダナオ島最南端近く、漁港を抱えるGeneral Santosへ、工場見学のご招待を受け、誕生日の翌21日より月末まで出かけていたんです。社長のジェフさんは台湾人。1.5年前台湾からの飛行機で席が隣り合わせたのがご縁の始まりだ。日本で働く娘さんを何度かご招待しただけだが、「是非泊りがけで会社を見に来てください」と。社長も泊まる立派な社員寮に宿泊、毎日ありとあらゆるフルーツを頂いた。28歳の息子Edisonが社長代理がつとまるので会社は任せて社長自らが我々夫婦に6日間張り付き周辺の案内や変わった体験をさせてくださった。

ボイラーは鰹節会社の心臓!鰹を鰹節に加工処理して日本の「ハナマルキ」などに輸出する会社、従業員は通常30名ぐらいだが多忙時は100人の臨時作業者を補充する。この会社の塀の外には仕事待ち人が常時座っている。着いた翌日に工場見学。魚の入荷から洗浄、Head Removal(頭とはらわた除去―手袋無しで!女性たちが指を痛めそうだと心配した)、加熱、ロースト、自然乾燥、異物混入検査の工程を経て梱包まで。長靴、マスクと帽子着用で工場に入る。大型ボイラーが目立つが「ボイラーは鰹節会社の心臓だ。これは台湾で買った」とジェフさん。工場内は衛生管理が行き届いている。着いた翌日厚生省のお役人2人が来たので工場内や製造プロセスの衛生検査に付き合った。色々指導を受けた後、その日は「お役人にご馳走するのだ」と。筆者の誕生日が3日前と知ったら「丁度いい、みんなでお祝いだ!」と、社長副社長、マネージャー2人、お役人2人、筆者と夫、という面白いメンバー8人で寿司もある高級バフェへ。3日遅れの“Happy Birthday”を経営陣やお役人に祝われた ミニ楽団がテーブルに来て「Happy Birthday, Ayako !」と。フィリピンの漁港で賑やかさこの上もない誕生日パーティーをしていただいた。(彩の渦輪) 写真1.朝のココナツジュースやフルーツを社長のJeffさんと 2.魚の入荷 3.作業場 4.手で頭とはらわた除去。指を傷つけないかと心配だった 5.ロースト後の自然乾燥 6.分別作業