かっ飛ばせ借金 打ち勝て倒産

 
 ‐オグチ経営研究所‐

 ☆★自分でできる経営の再生と整理★☆

  

敗訴した売掛金が帳簿除却出来ない

2015-03-09 | 事例
平成13年、売掛金の請求が敗訴した。額は2億。当時は、此の売上を入れても赤字になる状態。
敗訴しても、売掛を帳面から落とせない。又、当時は黒字を出さないと営業面でも大きな支障を生じた。
処理をせず今日まで来た。
此の三月決算、赤字になるが、債務超過にもならず、銀行の評価が変るのさえ覚悟すれば
帳簿除却は出来そう。

除却すれば税金の還付が4500万あるがしなければ550万の納付となり、大きい。でも税務署は
当然すんなりと認めるだろうと思って居た。

と思ったが、税理士から待ったが入った。
税務署の時効は7年。従って此の判決で落とすことが出来る期間は、判決後7年だけで其れを過ぎると
税務署の時効は無くなり、帳簿除却が出来なくなる。あえてすれば、有税になるととの事。

そんな馬鹿の事と云ってもどうしようもならないらしい。

ではどうすれば良いかと云ってもそれがはっきりしないらしい。

判決は出ているから2度と請求事件で訴訟は出来ないし、時効にすることは債務者で無いと
出来ないし、処理が出来なくなるらしい。

こうした実例にぶっつかった事はまだない。今回が初めてだ。
色々調べてみないとわからないが、本当とすると現実を無視した馬鹿げたことと思う。


http://oguchi-keiei.com/postmail/postmail.html ← お問い合わせは、こちらから

電話・FAXでのお問い合わせは、
042-483-3604(10時~17時)
※電話番号は、お間違いの無いようおかけ下さい。


↑ランキングクリックもお願いします

にほんブログ村 経営ブログ コンサルタント・コーチへ
↑こちらのランキングもクリックお願いします




3月8日(日)のつぶやき

2015-03-09 | 事例

今でも経審を気にする中小企業は多い。官公庁の入札資格のランクを決めるからだ。
赤字には絶対出来ない。その為に心ならずも粉飾が発生する。
経審が中小企業の粉飾の基になって居るのと同然だ。
解かる、でも入試じゃああるまいし、何か入札資格の決め方、人間らしいものは無いだろうか。