okashihimeのおやつな生活

   こんなお菓子やあんなお菓子・・・そして、ときどきごはん。

松籟庵 お昼ごはん

2012-04-07 22:51:16 | 京都のおやつ

 せっかく嵐山にいくのだから・・・と、お昼ごはんは「松籟庵」でいただきました。

 渡月橋から川沿いに上流方面へ・・・亀山公園の一角にある隠れ家のようなお豆腐料理屋さん。かつては近衛文麿の別邸だった建物なのだそうです。

 松葉(¥3800)のお料理の先付けのお豆腐。沖縄の雪塩と一緒にいただきます。ふふ、梅酒付き♪

 お次は八寸盛り。かごの蓋をあけると・・・

 わぁ~、きれい!!!季節の食材がもりだくさん!

 ぼたん海老、こごみ、たらの芽、近江名物赤こんにゃく、そら豆、さくら麩、きんかんの蜜煮、さわらの西京焼、湯葉まき、鴨ロース・・・。左奥には、ごま豆腐も。

 お待ちかねの湯豆腐。

 森嘉の嵯峨豆腐です。

 ・・・やわらかで、なめらかでクリーミーで・・・茶碗蒸しのようなまろやかさ!あぁ、おいしい!!!

 初めて食べました。こんなにおいしかったとは・・・。なんでもっと早く食べておかなかったんだろう(涙)。

 この後、揚げだし豆腐とごはん。かつおぶしたっぷりの揚げだしは、うす皮をまとったような衣で、お豆腐もやわらか。

 ちりめん山椒、お漬物をおいしかったです(七味をまぶした大根、いい味でした!)。

 デザートは豆乳アイス。

 黒みつと八つ橋添えです。さっぱり、おいしかった!

 お豆腐づくしのお料理・・・期待以上で大満足です♪ お豆腐ってこんなにおいしかったのね、とびっくりしちゃいました。

 お部屋には、近衛文麿公直筆の書が。

 こちらには、細川元総理の壷。

 近衛公はおじいさんにあたるのでしたね。

 こちらの女将は、書道家の小林芙蓉さん。床の間の掛け軸は女将のものです。

 11時ほぼジャストだったので、ワタクシ一番客。

 

 桜の名所としても有名な嵐山。桜が咲いたら、さぞかしきれいだろうなぁ。でも4月のその時期はほぼ満席とのことでしたので・・・予約はなかなか難しいでしょうね。秋の紅葉も見事だそうですよ。ご予定が決まっているのでしたら、ぜひお早めに窓側の席を予約されるのをおすすめします。

 修学旅行の定番で、にぎやかな嵐山ですが、ここは静かな時間が流れています。

 大人だけの贅沢時間ですよ。

 

松籟庵 HP

京都市右京区嵯峨亀ノ尾町官有地内 075-861-0123 11::00-17:00(金土日祝11:00-20:00) 

※要予約です。

 

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二尊院 小倉あん発祥の地

2012-04-07 22:01:50 | 京都・和のおやつ

 今回の京都さんぽのお目当ては、嵐山の二尊院で開催される「小倉あん発祥地 顕彰式」。

 空海が中国から持ち帰った小豆の種子を栽培し、砂糖と一緒に炊き上げ、日本で(というか世界で)初めて甘味のあんをつくったのが、小倉の里のお菓子職人の和三郎さん。

 その小倉あんの伝承を記念する式典が、毎年3月(今年は3月25日)に、小倉百人一首で有名な小倉山の二尊院で開催されていて、参拝客に小倉ぜんざいがふるまわれるのです!

 小倉山の麓で栽培された、正真正銘の小倉あん。粒が大きい!!!ちょっとびっくり。これぞ小豆!といった感あり。甘みはやや控えめです。せっかくなら、炊き上げる前の小豆もみたかったな。 一口サイズの焼き餅も2つ、入っています。

 はぁ~、うれしい!あんこ好きとしては、あん発祥の地で、その系譜が引き継がれている小豆のあんを食べることができて・・・うれしい限りです。

 ・・・ま、このおぜんざい目当てに、わざわざ京都に出向く私も私ですけどね(笑)。ほとんどの参拝客はこういうイベントがあることは知らなかったようでした ^_^;

 和三郎さんが作った堅焼きせんべいが八ツ橋の原型になったそうで、その経緯からか、このおぜんざいは、井筒八ツ橋さんがご準備されていました。スーツの襟もとには、赤い社章がきらり。

 お寺の入り口では、小倉の里でとれた小豆を使った商品の販売も。

 

 「夕霧」、小倉あんを包んだ生八ツ橋で、柚子味と桂皮味とがあります(各¥210)。歌舞伎の「廓文章」にちなんだお菓子で、八つ橋の皮の模様は、主人公・夕霧太夫の恋人が持っていた編笠を模したもの。通常は、直営店のみでの販売だそうです。  

 お寺の門の前には、顕彰式のかんばんも。式典はすでにおわっていましたが、特別感があって、ちょっとうれしかったりして♪

 山の方に少し上がると、藤原定家が小倉百人一首を選定した時雨亭の跡(土台)もあります。

 境内にある「しあわせの鐘」。

 1撞きめは自分のために、2撞きめは世のために、3撞くめは世界のために。

 あまり世の力になっていない私ですが・・・せめて、思いをこめてと撞かせていただきました。 

 

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