先月まで、作庭家の重森三玲の展示会がワタリウム美術館で開催されていました。
重森三玲の名前は知らなくても、東福寺の市松模様の庭は知ってる人が多いかも。枯山水などの伝統的な庭が大勢の京都にあって、市松模様をつくったり北斗七星をイメージした庭は異色の存在。
私も、当時は作庭家の存在すら意識がなくて、単におもしろいなぁと思っただけでした。
最近、重森三玲の名前をよく聞くので、どんな人かと思って調べてたら・・・あの東福寺の庭をつくった人だったんですね!
庭はもちろん、襖や障子のデザインも手掛け、そのあざやかな色遣い、生き生きとしたデザインに感激。とってもすてきです。マチスみたい! スーパー・トータル・インテリアデザイナーとでもいうべきでしょうか。18歳のときには、茶室も設計したそうですよ。もし、自由に家をつくることができるのなら・・・重森さんに設計してもらいたいと思ったほどです。
京都の重森三玲庭園美術館、行ってみたいなぁ。 作品である東福寺や松尾大社の庭もまたみたい!
・・・地下のカフェメニューにあったのが、 企画展の特別メニュー、「小市松のケーキセット」(¥800)。抹茶のグラサージュの上に、ココアで市松模様を描いたチョコレートケーキ。重森ワールドの余韻に浸るのにぴったりです。
それにしても、スケールある庭のイメージを、ワタリウム美術館のあのスペースに納めるのは、なかなか至難したでしょうね。
どこかで、また重森三玲の展示会を企画してくれることを期待します!
ワタリウム美術館 HP
東京都渋谷区神宮前3-7-6 03-3402-3001 11:00-19:00(水は21:00まで) 休:火