「まんば-たか菜」
10月から4月が旬の高菜の一種で、香川全域で栽培されています。県の西方では「ひゃっか」、東では「まんば」と呼ばれます。有色野菜の少ない冬に深緑から暗紫色の大きな葉を伸ばし、外側から葉を取っても次々と旺盛に芽吹くので、「万葉=まんば」の名になったと言われます。ホウレンソウ並に栄養があり、ビタミンCはホウレンソウの2倍。寒くなるほど柔らかくなり甘味が増します。
独特のアクが特徴のまんば。油揚げや豆腐と煮た「まんばのけんちゃん」は、冬になると度々食卓にのぼる昔ながらの郷土料理。県の西方では、豆腐を雪の舞いに見立てて「ひゃっかの雪花」と呼ぶこともあります。
*https://www.kensanpin.org/product/crops/1369/ より
【生産地】香川県全域
【特徴】高菜(たかな)の一種で葉の大きい漬け菜。
【食味】独特のアクが特徴。野菜の少ない冬に深緑や暗紫色の大きな葉を伸ばすが、寒くなり霜を何度も被ることで柔らかくなり甘みが増す。
【料理】万葉と豆腐を炒め煮にした香川の郷土料理「まんばのけんちゃん/百花の雪花(ひゃっかのおせっか)」、漬け菜など
【来歴】起源は江戸時代に栽培されていた「讃岐高菜(さぬきたかな)」。現在は福岡の「三池高菜(みいけたかな)」が多く栽培されている。三池高菜は、旧:柳川藩主・立花公によって明治後期に中国から導入された「四川青菜」に 在来種の「紫高菜」を掛け合わせた固定種で、紫色の入った大きな葉と厚い葉脈が特徴。
一株で焼く80枚の大きな葉ができ、外側から採っても次々に芽吹くことから「万葉(まんば)」、「千葉(せんば)」、「百貫(ひゃっかん)」の呼び名がある。東讃地区(とうさんちく:東かがわ市、さぬき市、木田郡など)では、主に「万葉(まんば)」、西讃地区(せいさんちく:三豊・観音寺市など)では「百花・百華(ひゃっか)」と呼ばれる。
【時期】9月下旬~4月頃
*https://tradveggie.or.jp/%E6%97%A5%E6%9C%AC%E3%81%AE%E4%BC%9D%E7%B5%B1%E9%87%8E%E8%8F%9C%EF%BC%8D37-%E9%A6%99%E5%B7%9D%E7%9C%8C/#i-14 より
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