「西内小夏-種無日向夏」
西内小夏は、日向夏の突然変異体。普通の日向夏は、自身の花粉では受精できない性質があり、実を着けることができない。しかし、この西内小夏は自身の花粉で受精することができ、しかもほとんどの種が退化して、種が少ない日向夏が勝手にできるという、生産上とてもよい性質を持っている。
西内小夏の花粉の中に他の花粉より一回り大きい花粉がいくらか含まれており、この花粉で受粉すると種子が退化する。この花粉は学術的な用語では非還元花粉と呼ばれ、普通の日向夏には見られず、西内小夏にのみ見られる。
幣社のように、相当数の品種が混在するような母樹園の条件下でも、西内小夏には種が入っていないので、かなりの確率で種無日向夏の生産ができることは明らか。
普通日向夏の他家受粉した果実の多くの種子を形成する。しかし、この品種は、受粉樹が無くても豊産性で、ほぼ無核。
*http://www.ykken.jp/14682224905157 より
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