うまいッ! 「珊瑚礁の島で!?よみがえった絶品小麦~沖縄・伊江島~」 2015年04月05日
番組内容
人口約5千の沖縄・伊江島で、3年前から農家が協同で、「江島神力(えしまじんりき)」という小麦の栽培を始めている。沖縄各地では琉球王朝時代から小麦栽培が盛んだったが、時代の波の中で伊江島でも一時途絶えかけていた。これを復活し、小麦粉まで作って島の産業にしようというのだ。伊江島産の小麦粉で作ったパンは沖縄本島のパンの名店でも評判。日本各地で進む「地場産小麦」を見直す取り組みと、その意義を伝える。
*https://www.nhk.or.jp/archives/chronicle/detail/?crnid=A201504050615001302100 より
詳細不明につき、勝手に調べてみました。
「江島神力」
いえじま小麦のお話
小麦生産に適した土壌と気候をもつ伊江島は、琉球王朝時代から小麦の一大生産地だったと伝えられています。麦饅頭、天ぷら、麦味噌など、小麦は島民の生活や文化に深く浸透した重要な作物のひとつでした。
戦後一時的に減少した小麦生産、いまその価値をふたたび見直そうと集まった農家が伊江島小麦生産事業組合を立ち上げその普及に尽力しています。
島の誇りとして復活を果たした小麦生産。なかでも貴重な在来品種である江島神力は、類いまれな高い香りと滋味ゆたかな風味で全国の料理人、パティシエから高い評価を得ています。伊江島小麦生産事業組合ではこの貴重な品種の良さを最大限に引き出すために、土壌、水質、全てこだわって栽培しています。
伊島の小麦粉「江島神力」ができるまで
たくさんの愛情で作られた小麦粉
一般的な小麦粉は、小麦の表皮であるふすまや胚芽を除いて製粉した真っ白なもの。対する全粒粉は小麦の表皮、胚 芽、胚乳を全て粉にしたもので、通常の小麦粉と比べるとミネラルなどの栄養が豊富に含まれているのが特徴です。燦燦と降り注ぐ太陽光を豊富に浴び、母なる大地に抱かれて育つ「伊江島小麦」は、この島でしか手に入らない唯一無二な国産小麦です。
01 小麦栽培〜収穫
周囲30キロにも満たないこの島は、小麦の生産に適した土壌と気候をもち、古くから小麦が栽培されていました。小麦農家が土壌作りから丹精をこめて育てています。昔ながらの「麦踏み」や「EM菌散布」を行い、農薬を使用しない栽培を行っており、高品質な小麦を生産しております。
他にも、自社で「伊江島産ピーナッツ」の生産も行っており、お菓子でも一部使用されています。
02 洗浄・乾燥・精麦
販売しているお菓子に使う小麦粉、ご家庭で作る小麦粉料理の最初の工程のつもりで、丁寧に精麦しています。
収穫された小麦は、小石や小枝、草の種など夾雑物を取り除いたあと、精麦機で削っていきます。精麦機は円筒状の砥石のようなもので、目の粗さや回転数などを調節することで仕上がりを変えることができます。一枚一枚薄皮をそっとはがすように、一粒一粒ていねいに磨かれた麦は、色・形状等、均一の取れたかたちとなります。
03 気流粉砕
粉砕には、いくつかの方法がありますが、いえじま家族では、平成28年に「気流粉砕機」という機械を導入し、高速気流、旋回気流の働きにより粉砕しております。直接的な圧力をかけず、なるべくダメージを少なく粉砕しています。
従来の製粉機よりも、粉砕のダメージが少ない分、栄養価が高い商品になっております。
お菓子作りの様子
安心・安全は身だしなみから
いえじま家族加工センターは、「製粉場所」と「製菓場所」に分かれており、各工程とも、作業場に入る前には、ユニフォームと帽子の着用、ハンドウォッシャーによる手洗い・アルコール消毒など、衛生管理を徹底しております。安心・安全な商品をご提供するために、工場に入る前にはいくつものチェックを重ねた上で、はじめて作業現場に入ることができます。
また、室内の温度変化で、食品は大きく左右されてしまうもの。そこで、製品作りは、湿度や温度を一定にコントロールする環境を整えております。
子供から大人まで気軽に味わえるお菓子
手軽に「伊江島小麦」を楽しんでもらえる商品として、小麦チップス作りをはじめました。チップスに使用する生地温度にもこだわり、揚げムラをふせぐために、生地を厚さ1mmに統一し、軽い食感を追求した納得のいくチップスを丹精込めて作っています。また、室内の温度変化で、食品は大きく左右されてしまうもの。そこで、製品作りは、湿度や温度を一定にコントロールする環境を整えております。
伊江島産ピーナッツ(じーまみ)と伊江島産全粒粉、小麦粉を混ぜ合わせてつくる「伊江島ぴしご」は、生地づくりがポイント。いつでも変わらない味を守るため、生地の練りから形つくりまでを専用の機械で行っています。カセットプロで形成された生地をオーブンで焼くと、おいしい伊江島ぴしごの出来上がりです。
*https://iejimakazoku.jp/story.php より
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