「熊本赤なす」
熊本赤なす/ヒゴムラサキとは
◆熊本の伝統野菜
熊本の赤ナスは熊本の伝統野菜として大正時代から生産されているナスで、農家ごとにばらつきがあった物を選りすぐり、2002年に県農業研究センターが「ヒゴムラサキ」という品種を開発し、ブランド化に取り組んでいます。
栽培の手間や、果実が柔らかく、流通面でも注意が必要なことなどから、一本あたりの価格は決して安くはありませんが、大きいので一本でも食べ応えはあります。熊本県内などでは「ヒゴムラサキ」としても一般的に見かけますが、他府県の百貨店などではブランド化を進めているくまもんのマークが入ったシールが張られているものが並んでいます。
もともとは、宮崎県の在来種、“佐土原なす”が起源とされていて、「熊本長なす」とも呼ばれています。
◆熊本赤なす/ヒゴムラサキの特徴
熊本赤なす/ヒゴムラサキは非常に太く長い=大きいナスで、30cmくらいの長さになり、重さも300g以上あります。大きさの割りには持った感じは軽く、触ると少し柔らかな弾力を感じます。アクが少なく、果肉は米ナスのようなしっかりとしか感じではなくふんわりと柔らかくジューシーで、ほんのりと甘味が感じられ、焼きナスにすると非常に美味しい。
◆収穫時期と旬
熊本赤なす/ヒゴムラサキは夏野菜と言われるナスでありながら、収穫時期は真夏を避けた春から初夏の2月から6月と秋9月から11月に行われます。
*https://foodslink.jp/syokuzaihyakka/syun/vegitable/nasu-Aka.htm より
「熊本赤なす」
【生産地】熊本市益城町、御船町
【特徴】長さ30cm前後の長く太いなすが収穫できる。果皮の色がやや赤紫である。生育後期に果色が白くなる。整枝・葉かき技術が要求される。
【食味】果肉が柔らかい。アクが少なく甘味がある。加熱するととろけるような食感が楽しめる。鮮度持ちが悪い。
【料理】焼きナス、グラタンなど
【来歴】宮崎県在来の佐土原ナスが起源とされ、戦前から栽培されている。「熊本長なす」とも呼ばれる。熊本市やその周辺で戦前から栽培されてきた、1938(昭和13)年には約8割が「熊本長なす」だったとの記録がある。また、「熊本赤なす」は、農家毎に自家採取が行われ、果形などの変異が大きくなったため、県では、系統を整理し、その中の優良系統をかけ合わせ「ヒゴムラサキ」を育成した。「くまもとふるさと野菜」に選定。「ひご野菜」に選定。
【時期】2月~6月と9月~11月の年2回。2月~6月熊本大同青果(096-323-2511)では「熊本赤なす」としてブランド化しているほか、東部青果でも取り扱われている。県内スーパー等で入手可能
*https://tradveggie.or.jp/43-kumamoto/#i-13 より
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