うまいッ! 「ほのかに甘くジューシーでやわらか ズッキーニ~長野・木島」 2015年07月19日
番組内容
煮ても焼いても揚げてもよい。料理の万能選手として人気上昇中のズッキーニ。長野県木島平村は、品質の高いズッキーニの生産地として有名。村を訪ね村一番のズッキーニ作りの名人に、おいしさの秘密を教えてもらう。さらに、イタリアやブラジルの意外なズッキーニ料理や、長野県で開発されたズッキーニを原料にした飲み物を紹介する。また、専門家が、ズッキーニにどんな栄養があるかなどを解説する。
*https://www.nhk.or.jp/archives/chronicle/detail/?crnid=A201507190615001302100 より
詳細不明につき、勝手に調べてみました。
「ズッキーニ」
日本でも消費量が伸び続けている西洋野菜のズッキーニ。長野県は生産量が日本一で、中でも北部の飯山市と木島平村は主要な産地です。
当社では1993年から地元産のズッキーニを全国に販売しています。 取材日:2022年7月5日
今回は木島平村で、ズッキーニを栽培する「合同会社 農業が好き 石川農園」を、営業の山倉が訪ねました。
農業が好きで専業に
木島平村(きじまだいらむら)は、米の優良産地としても知られ、きのこやアスパラガスなどの生産も盛んです。昼夜の寒暖差が大きいことから、甘みのある農産物が作られます。
同村で農園を営む石川雅忠さんは、会社員時代から兼業で野菜作りを続けていました。農業への思いが強く、2016年に専業農家に。その屋号からも農業への愛が感じられます。
同園では、露地とハウスで栽培しています。等間隔に植えられている数千本ものズッキーニ。その光景は圧巻です。
デリケートな野菜
野菜に直接雨が当たらないようにビニールを掛けています。これは、病気の予防と、雄花と雌花の受粉を助けるためのもの。受粉がうまくいくと、形の良いものが出来るためです。
また、ズッキーニは爪が当たるだけで傷がつくデリケートな野菜。収穫や出荷の際には、いつも気を遣っていただいています。
当社では、5月から10月にかけて、ズッキーニの出荷を行っています。その中で石川さんの農園では、5月下旬から8月の終わりまで栽培を行い、当社に出荷していただいています。
うちのズッキーニはえぐみがない
収穫は朝晩の2回。午前中は朝5時、午後は3時半頃からで、それぞれ2時間くらいかけて収穫されているそうです。採れたてのズッキーニは、みずみずしくつやがあります。
「ズッキーニにはえぐみがあると言う人もいるけど、うちのは違う。毎日、食べているけど、えぐみはなくいつも『おいしいな〜』と。不思議と飽きないんだよ」
栽培に一番大事なのは…
ズッキーニ栽培のこだわりを伺うと、意外な回答が。
「栽培に適した気候風土や土づくりは当たり前。一番大事なのは『人』。木島平は人がいい。北の寒い場所で思いを込めて作ってるんだからね」。
私もかつて木島平に住んでいたことがあるので、それを聞いてとても嬉しかったです。
淡々と話す石川さんですが、会話の端々に農業にかける熱い思いが感じられました。お話を伺って、営業の仕事にも気合が入ります。
お忙しい中、取材にご協力いただきありがとうございました。
*https://iiyama-chuo.com/business/distribution/zucchini/ より
<食卓ものがたり>大事に育て みずみずしく ズッキーニ(長野県木島平村) 2023年8月5日
日の降り注ぐ斜面には、緑の葉が生い茂っていた。七月下旬に訪れた長野県木島平村の山嵜(やまざき)智之さん(48)のズッキーニ畑は、収穫の真っ最中。山嵜さんはオレンジ色の花のそばにしゃがんで、はさみで実を切り取った。「みずみずしくておいしい」。手渡された実は、しっとりしていた。
ズッキーニは見た目はキュウリに似ているが、カボチャの仲間だ。雌花の下部分の実は、開花から三日ほどで出荷に適した約十八センチに育つほど、成長が早い。
シーズン中、朝夕と畑に入る山嵜さんは「日々の世話が欠かせない」と話す。ズッキーニは生産者が受粉させないと、形の整った実を結ばない。受粉に適した早朝、山嵜さんは腰をかがめて、めしべに雄花の花粉を手作業で付けて回る。
実の表面は傷つきやすい。葉や茎のとげに当たらないように収穫。手袋をはめた上で実に触る回数を減らし、実を集めるかごには緩衝材を敷いている。
農林水産省の調べでは、長野県の二〇二〇年の収穫量は三千三百七十トンと日本一。県北部を管轄するJAながのみゆき営農センター(飯山市)によると、ズッキーニの栽培は三十年以上前に同村などで始まった。西欧料理店向けの高級食材として、あまり知られていなかったズッキーニを、営農指導員が推奨したことがきっかけだそうだ。
栽培に適した水はけの良い土地もあり、今は同センター管内で約百五十人がズッキーニを育てて、六~十月に全国に出荷している。オリーブオイルなど油との相性が良く、炒め物や煮込むラタトゥイユに使われる。カレーの具に合う夏野菜としても知られるようになり、最近では九州や北関東でも盛んに作られている。
山嵜さんは二十年前、故郷に戻り就農した。豪雨や猛暑など苦労は絶えない。それでも、「これからもズッキーニを作り続けていく。若い世代が帰ってきた時に生活の基盤となる農業が必要だろう」と力を込める。
文 藤原啓嗣
*https://www.tokyo-np.co.jp/article/268039 より
ほんといいところ「長野北信地区」。
私はもう既に20回以上訪れているところ。
もちろん、米屋の親父だから「お米-幻の米」を見に行くわけだが、名産品が目に付く。
農産物にとって「土地」は当然のことながら、「人」がかかせない。
そしてこの地区-元JA北信州みゆき-現JAながの の特徴は「営農指導」。マンパワーだけでなく、営農指導者がデータを積み上げ、ちゃんといいものを作っていく。
お米、アスパラガス、そしてズッキーニetc.と「うまいもの」が揃うところである。
タイトルの「長野・木島」は誤植か?やはり「木島平」と書いてほしい。
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