「ブラック・ダリア」

始まってすぐ「失敗したあ～」と思いました。
豪華キャストで実力派揃い、話もおもしろそうと思い込んだのが甘かった。
興味喪失で謎解きするのも何だかね状態に。
私の観たかった作品でなかった事だけは確かでがっかり。
反省です。
心と身体いっぱいに感動できるとはいかないまでも「おもしろい～これ好きぃ～」って作品にはなかなかぶつかりませんね。
このごろ淡々とした感じのが多いのでぐいぐい引き込んでくれる様なのがないかなあ(^.^)

「カポーティ」

「カポーティ」を観ました。
淡々と観終えましたが涙がちょっと滲み、後から作品の深さがじわじわときました。
ちょっとしたほんの僅かの差が人生を狂わせる不条理さと人の心のはかなさを思いました。
何かを残せたなら充分幸せと言えるような気がします。
私なら誰かの想い出の中に少しいられればと…
見終えて映画館を出ると雨も風も強くなっていました。
傘が風にもまれて必死の思いで歩かざるをえませんでした。
人生ってこんなものでしょう～

再会

友人のご主人がガンで亡くなってまだ4ヶ月ちょっと。
電話があり急に彼女と二年ぶりに会う事に。
時間より少し早めに待ち合わせのカフェに行くと、似た様な髪形の方が本を一心に読んでいるのが、気になりました。
大変な事が重なって、すっかりやつれて、もしかすると面影もかわったのかもしれないと・・・
結局、30分あまりも遅れて彼女は駆け込んできました。
そんなにやつれていなかったし、カジュアルな服装で颯爽と。
よかった・・・
そして、淡々とこの一年のできごとを話してくれました。

（子供が独立してからの）「二人だけの生活もしたかったなぁ　」とぽつんと言ったのが心に残りました。
「ありがとな」が彼の妻への最期のことばだったそうです。
最期まで精いっぱいガンと闘って、家族や兄弟と言葉を交しながら、亡くなったご主人のご冥福を祈ります。

人形浄瑠璃

文楽　人形浄瑠璃「菅原伝授手習鑑」を観に出掛けました。
久しぶりの懐かしい電力ホール。
老若男女が集い、和服の老婦人から鼻ピアスのいけてるお兄さん・各国からの留学生がそろうからおもしろい。
人形使いの巧みさとあでやかな衣裳に義太夫の語り、太ざおのおしゃみと。
席が遠くて人形を間近に観られなかったのが残念。
こんどはかぶりつきで観たいものです。