ぽぉぽぉたんのお部屋

季節の移ろい、道ばたの草花、美味しい食べ物、映画や友人のこと、想いがいっぱいの毎日をお話します

そして今日も

2021-12-18 | 想いで
雪って!? 今夜も三日月
11月後半あたりから、ひとりぼっちでフラフラ飛ぶ雪虫を見かけていた。例年になく温かく10℃もあれば、窓越しの冬の陽でもぽかぽかだった。中旬近くなっても雪らしい雪はなく、そうい......


そして今日も朝起きると一面の雪だった。
白いとばりが降りているように細かい雪が流されてゆく。
真夜中からの強風で今日も吹雪模様だ。
仙台でこの冬初の積雪だという。
だが時折晴れ間もあって、舗装されている道の雪はすっかり融けてしまった。
校庭は木の周りだけ土が顔を出している
これからが冬本番だろうなあ
寒さが身に染みる季節がやってきた。

くれぐれも安静にして下さいよ
無理すると骨格が壊れてしまいますからね
昨日の先生の声がまだ耳に残っている。

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「ファヒム パリが見た奇跡」

2020-08-25 | 想いで
もう帰ることのできない母国、会うことのできない故郷の大切な家族
まだまだママが恋しい幼気な少年ファヒムの厳しい現実

政変が続くバングラデシュ・ダッカ。
反政府運動のさ中、ファヒムがチェスの大会で勝利を重ねていた為の妬みで家族は脅迫を受け、
身の危険を感じた父親が、8歳のファヒムを連れてパリへと脱出

最初こそ難民センターに身を寄せたが難民申請の通訳はめちゃくちゃ
故意に申請できないように通訳をされ、言葉のわからない難民はこれではどうしょうもない

子どもがいち早くフランス語を覚え気づいてももう遅かった

父はファヒムの為にチェスのトップコーチ、シルヴァンの元に通わせる
個性的なシルヴァンの指導は厳しかったが
愛情あふれたよき理解者だったことが幸いした。

実話がもとになったこの作品、
実際のコーチは映画の最後の場面で50代で若くして亡くなったことを知ったが
ファヒムはコーチのグザヴィエが
「とても寛大な人で、何ヶ月もの間彼のチェスクラブでゆっくりと眠らせてもらった」と語っている。
この愛情あふれるコーチの元で
母国でアダとなったチェスが
パリでは亡命を認められ強制送還を免れる術にかわったのだから
不思議な話だ

チェスは彼にとって災いでもあり、幸福の女神でもあり
必死に戦い続けることで彼も家族も救うことができた。
自らの才能と努力とで未来を切り開いたたくましい少年だ

でも強制送還を前にして、居場所のない父親のさまよう姿を観て感じたのは
息子のチェスの才能がなかったら
いったいどうだったのだろうという思いだ


ファヒムはインタビューされた2019年に高校卒業試験に合格して、商業学校に入学したそうだ。
そうしてチェスを少し休んでいる所だと言っていたが今はどうなのだろう・・・

フランスに入国してから11年が過ぎたものの、ファヒムも父親も未だにフランス国籍を取得できていない
フランスでも国籍はそう簡単にとれるものではないのだ
18歳になるまで、ファヒムは、他の子供たちと同様、滞在許可証を持つことができなかったが
19年に成人となり、ようやく取得できたそうだ。
だが有効期限は1年だという。
ファヒムの父親の滞在許可証は4年間有効に更新されたそうだ。
滞在許可証があればフランスで働くことができ、国外旅行もできるが
フランス国籍を取得するにはさらに5年が必要だという。
なかなか現実は厳しい

華やかなパリのあちこちでどのくらいの難民がさまよっているのだろう
コロナ禍で今は観光客もなく、彼らはどうやって毎日を生き延びているのだろう
ど思うばかりだ。





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「ドッグマン」

2019-10-13 | 想いで
久しぶりにイタリア映画を観た
若い時観たいたイタリア映画のシーンが今も記憶に残っている
恋人同士の愛のもつれがどうにも理解できなくて・・・
今思うとあれはもつれではなく愛の濃さだったのかもしれないが・・・

ゴモラマッテオ・ガローネ監督はカンヌの常連のようだが
私はたぶん彼の映画を観たことがないだろう

「ドッグマン」というのでいかつい男の物語だと思っていたが
気弱で小柄でこまじめな男の店の名前だった
ドッグショップ、ドッグサロンをコツコツまじめにやっているマルチェロの物語
別れた妻と暮らしている娘と会えるかけがえのない幸せなひととき
大好きな犬たちとの充実した仕事の毎日

近所の店の仲間や友人たちともうまくやっていたのだが
唯一悪友のシモーネの存在は別だった。
街の厄介者、暴れ者のシモーネに何一つ逆らえないマルチェロ

シモーネの誘いを何一つ断れない
それを知っているシモーネの執拗な悪事への誘い
いつもマルチェロを無理やり連れだし、借り一つ感じていない鈍感で嫌な奴だ

金を貸し、クスリも与え、命を助け、罪まで背負った挙句の
村八分のような毎日
心も身体もか弱いマルチェロはそれでも仕返しをたくらむが・・・

どうしてまじめにコツコツやっているのに報われないのだろう
こんな男さえいなかったら彼の人生はずっとずっと輝いていたはずなのに
不条理で理不尽でいいことなんか何もないのかもしれない人生

追い詰められた彼はもう狂気に堕ちるしかないのだろうか

どうしてこの街を離れなかったの?
マルチェロはママがいるから離れられないのに
どうして思い切らないの?
あなたの人生はそれでいいの?と映画を観ながら何度も心の中で繰り返した。

全く男は思いきりが悪い
女ならとっくに街を出ただろうなあ

不条理を乗り越えてこその人生だと思わない?








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 続 「いつものように」  一年前のブログから

2019-04-25 | 想いで
「いつものように」

先々週だったか、いつものように頼まれてお花を買いに行きました。買いに行くお花屋さんは以前のお店が閉店してからこちらのお店に変わりました。2週間おきに何回か買いに行った......


今も2週間おきにお花やさんに通っています。
相変わらずもちのいい新鮮なお花です。
この間も一週間前のつぼみだったユリが花開いていて、鮮やかな黄色が爽やかでした。

最近は息子さんも店先では見かけなくなり
おばあさんがひとりでいらっしゃることが多くなりました。

以前のように、一人でパパッと花を選んで仏花のセットを仕上げて下さいます。
すっかり元通りに元気になられたんですね。

おぼつかなかった動きや足取りもだいぶ落ち着いてきて
この頃は奥の方にある花も上手に選んでいたりと昔通りです。

そうして変わったのはにこやかな声色と笑顔

お会計を済ませて領収書とお花を受け取る時に
ありがとうと言う私に
「ありがとうございました」と返ってくる声が違うんです

倒れる前は、ずっと長い間、頭が痛かったりしていたのかもしれません・・・
以前よりずっとにこやかになられて何だか私もうれしくなります。

年も経てきている今、体はすっかり元通りとはいかないのは私も経験してよくわかるのです。
でも、晴れやかな声と笑顔が加わって以前より素敵な感じなのがうれしい。

いつもうれしくなって、ありがとうございますと繰り返してしまいます。

素敵な花々に囲まれてのつかの間のひとときです。
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プライム サムライズ バーベキュー Prime SAMURAI’S BBQ

2019-02-06 | 想いで
友人と何年ぶりかに会った。

天気予報では晴れて温かくなると言っていたのに
昼になっても曇ったままで結構寒い日だ。

会議が終わって連絡を入れながら歩いていると
友人のマンションについてしまった。

寒いねといいながらその辺のお店をあれこれ見比べながら歩く。
 
確かこの辺りにと思っていたお店がなかなか見つからず
やっとたどり着いたらお休みだった。
一人ではちょっと勇気がなくて入れなかったお店だというから今度行こうね。

あちこち歩いているうちに随分遠くまで来てしまった。
また戻りながら、さっき気になったお店に行ってみることにした。

新しくできたお店だと友人はいう。

夜は結構高いみたい
でもランチはリーズナブル

さっき通り過ぎた時はハンバーグステーキだと思いこんでいたけど
よく見ると「ステーキランチ」だった。

まあ、たまにはステーキもいいカモね

チャックロールハーフポンド ステーキランチ
牛肩ロース(225g)ハーフポンド ¥880

結構リーズナブルだわ

初めてのお店で先に会計を済ませ、すべてセルフということで
どうも勝手がわからずじまいで落ち着かない

ソースが何種類もあっていろいろ試しながらかけてみるが
お肉の素朴な甘みが消えないように
優しい味わいが多い感じのソースだった。
スパイシーなのが一番かなぁ

夢中でおしゃべりしながら食べると結構ペロリだわね。

いつもちょっぴりしか食べれなかった友人が完食するのを目の当たりにして
安心する

家庭も彼女も本当に落ち着いたんだなあって思う

うちは相変わらずごちゃごちゃ落ち着かないけど
それでも彼女が何とかふつうに過ごせていることは嬉しいんだよね

今朝、父が心肺停止になり心臓マッサージで落ち着いたと
かかってきていた電話に折り返しかけて聞いたばかりで何だか落ち着かないけど・・・


後から地図をたぐって店を調べてみたら
あのマエストロさとうだったあたりかしら

ランパスでいつも行列ができていたっけ
もうなくなって、新しいお店が去年秋にオープンしてさま変わりしたんだね。

奥の方にはこじゃれた個室がたくさんあって
落ち着いてお食事ができそうだ。

夜のお肉はやっぱりアルコールと一緒に楽しみたい。
いつ行けるかわからないけど昔みたいにまたご一緒しましょうね。

プライム サムライズ バーベキューステーキ / 勾当台公園駅北四番丁駅広瀬通駅

昼総合点★★☆☆☆ 2.9


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「ひとひらの落ち葉から」

2018-12-23 | 想いで
霊屋橋を経由して八木山方面に行く毎日

ある日のこと、青葉通りを通るときに
欅の枝に残っていた枯葉が、落ち葉になった瞬間
ひらひらと回転しながら舞い降りているのを偶然見かけた

と、ずっとしまい込まれていた記憶が浮かんできた・・・

小学校2年生の時

理科のテスト

羽根が
バドミントンの羽根の形のような図

落ち葉と実で作ったものだったか
シャトルだったか・・・

プリントにはいろいろな比較がのっていて
早く落ちる方を選ぶのだったと思う

羽根のつき方の角度が違っていたり
数が違っていたり
あとは何だったろうか
やはり思い出せない

二つあってどちらかのカッコに○を書き入れるテストだった・・・
問題はたぶん5問ぐらいだったろう

どれも見事に間違って
0点と記されたテスト

家に持って帰ったのか
どこかに葬ってしまったのか

母に見せたのかもしれないが
母はそんなことでお小言を言う人ではなかったが
若い母がなんと言ったのかも覚えていない

ただ、初めて0点のテストを見た時の思いが
ずっと長い間、澱の底に潜んでいたのだった.


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回していましたよね。

2018-05-11 | 想いで
実家では最初に株券を買った当初の黒電話をまだ使っていて
回さなければいけない。

その番号のところの丸い穴に指を突っ込んで回して
戻ってきたら次の番号に指を突っ込んで回してを
電話番号の数字の順番に繰り返さないと
電話ができないのです。

戻ってくるのも十分に遅いので
結構イライラします。
そうして、どこまで回したんだっけ?
次はどの数字と考えなければならず、
テンポというかそれらのタイミングが
今の時代とはあわなすぎて、とにかく使いづらい。
精神的にも非常に違和感を感じるのです。

昭和はゆったりしていたんですよね。
曲もゆっくりしていたような気がします。

テレビもそういえばダイヤルを回していたんだっけ。
もうすっかり忘れてしまったけど・・・
いちいちテレビのところに行ってダイヤルを回さなければ
チャンネルは変えられなかったから
結構じっくりと新聞で番組を選んでいたし
たいてい見る番組も決まっていたから
そうそうチャンネルは番組が終わるまでかえなかったような気がします。

チャンネルの奪い合いも
テレビまで行かないとできなかったってことですよね。

今はリモコンで簡単にチャンネルを変えることができるので
数秒おきにチャンネルを変える家人を見ていると
あまりにも目まぐるしくて
ついて行けません~



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「春がきたぁ」

2018-03-28 | 想いで
三寒四温は昔の話
地球がおかしくなってしまっている昨今はめちゃくちゃな天候に悩まされ

長雨の影響とこの冬の寒さで野菜の高騰がずっと続いていたが
海までもわかめの生育がおかしいという話を聞いたのもついこの間

暖かい日と寒い日がパズルのようにやってきて通り過ぎ
ずうっと桜もまだまだだわと思っていたのだ・・・

花いっぱいのお屋敷の淡いピンクのこぶしが
ちらほら咲きかけているのが遠めに見えてから数日

闇の中で酔眼で見た白モクレンは心なしか白っぽかったが
あっという間に花が次々開いたのだ

ちゃあんと春はやってくるんだねぇ~
言葉にならないそんな気持ちが抑えられなくて
何だかとても嬉しくなるんだから

花はすごいよね。
ちゃんと咲くときは咲くんだあ~
と何度も言葉にして足早に歩く

電車に乗り遅れないように


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「デルス・ウザーラ」

2017-04-06 | 想いで
「カピタン」「カピタン」と呼ぶウザーラの声がまだ耳に残っている様な気がします。

ソ連時代のシベリアの自然と、その自然と共に生きるデルス・ウザーラの姿

2年の歳月をかけて、すべてソ連の俳優陣での映画は黒沢作品としては他に類がないでしょう

調査隊の案内人になった猟師役はマキシム・ムンズクというソ連のアジア系俳優でしたが

あとから読んだ本の記録も映画そのまま

というより、映画は記録に忠実に作っていたのですね。

忘れられない映画です。


自然の中では生き生きとしていた彼が年老い

森での生活ができなくなって

やはり都会でも暮らせず、

日に日に追い込まれていく姿は前半とはあまりに対照的でした。


孤独と老いとで精神も病んでいき、生活もままならない中、

カピタンが一緒に暮らせないならばと、自然に帰し、

目が効かなくなってしまった彼のために、

最新式の銃を渡したことが裏目に出て殺される結果になってしまったこと・・・


人の運命とは辛く、思うに任せないものです



デルス・ウザーラは実在の人物


黒沢明監督がこの作品を作らなければ、

私も彼を彼の人生を知ることはなかったでしょう
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「好きな時代劇」

2017-03-12 | 想いで
時代劇が好きだった。

過去形になるのは
今はめったに見る機会がなくなってしまったからだ

もうずいぶん昔のことになるのかもしれないが
午後の時間帯は再放送をやっていて
よく見ていたものだ。

特に「大岡越前」が好きだった。

水戸黄門と順繰りに再放送していて
いったんシリーズが終わると
最初の部に戻ったりするのが楽しみだった。

特に初めの頃の大岡越前はみな若々しく
加藤剛や竹脇無我が初々しい。

雪絵役は平淑恵が好きだった。

父役の片岡千恵蔵、母の加藤治子と
大御所もたくさん登場してくる

同心の村上役の大坂志郎も
将軍役の山口崇もなつかしい。

品のいい時代劇で
事件が一段落すると
みなで和やかにお茶を囲んでいるその雰囲気が
とても好きで安心して見ていられた。

機会があったらまた鑑賞してみたいと思う
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