カンヌ国際映画祭コンペティション部門に出品の
奇想天外 セクシュアル サスペンスとあるほどの話題作らしい
17世紀初めに同性愛の罪で裁判にかけられた修道女「ベネデッタ」の記録がベース
だが、あまり興味はなかった
それが何かの記事で 修道院長がシャーロット・ランプリングというのを知ったのだ。
彼女の地位に若くしてのし上がったベネデッタとのからみが
色々あるに違いないとにらんだ通りだった。
ベネデッタの視るキリストの幻視、聖痕や奇蹟は確かに不思議だった。
だが、狂言や嘘というより
夢と現実の区別がつかないような発達障害の特徴だったのかもしれない。
そこに多重人格が重なっていたのではないだろうか・・・
そうして 才能や想像力も豊かな女性だったのだ。
まだあどけない6歳のベネッタが修道院へ入るときの寄付金の交渉には驚いた。
持参金同様に ずっと修道院でお世話になるのだからと釣り上げる修道院側
年ごとの作物や果物やワインなどの供物のほかに大金が必要だった。
裕福でなければ修道女にはなれなかったなんて・・・
神よりお金の教会運営、性被害で逃げ込む少女も容易に受け入れないなど
思っていたのとは随分違っていた。
要職にいる男性聖職者たちの支配や腐敗もすさまじい。
ペストの蔓延した街はコロナと重なるようだった。
終始、ベネデッタと修道院長フェリシタを見比べて観ていた。
ベネデッタへの嫉妬と疑惑から破滅の道へおちた娘への
実母としてのフェリシタの思い
同性愛を断罪しようと
ペスト大流行の中を教皇大使の元へ走り、町へ連れてくるのだが・・・
ベネデッタとは対照的に
死にざまも彼女らしい、一貫した生き様だったと思う
翻弄されながらも
フェリシタは人間らしい修道院長だったのではないだろうか
奇想天外 セクシュアル サスペンスとあるほどの話題作らしい
17世紀初めに同性愛の罪で裁判にかけられた修道女「ベネデッタ」の記録がベース
だが、あまり興味はなかった
それが何かの記事で 修道院長がシャーロット・ランプリングというのを知ったのだ。
彼女の地位に若くしてのし上がったベネデッタとのからみが
色々あるに違いないとにらんだ通りだった。
ベネデッタの視るキリストの幻視、聖痕や奇蹟は確かに不思議だった。
だが、狂言や嘘というより
夢と現実の区別がつかないような発達障害の特徴だったのかもしれない。
そこに多重人格が重なっていたのではないだろうか・・・
そうして 才能や想像力も豊かな女性だったのだ。
まだあどけない6歳のベネッタが修道院へ入るときの寄付金の交渉には驚いた。
持参金同様に ずっと修道院でお世話になるのだからと釣り上げる修道院側
年ごとの作物や果物やワインなどの供物のほかに大金が必要だった。
裕福でなければ修道女にはなれなかったなんて・・・
神よりお金の教会運営、性被害で逃げ込む少女も容易に受け入れないなど
思っていたのとは随分違っていた。
要職にいる男性聖職者たちの支配や腐敗もすさまじい。
ペストの蔓延した街はコロナと重なるようだった。
終始、ベネデッタと修道院長フェリシタを見比べて観ていた。
ベネデッタへの嫉妬と疑惑から破滅の道へおちた娘への
実母としてのフェリシタの思い
同性愛を断罪しようと
ペスト大流行の中を教皇大使の元へ走り、町へ連れてくるのだが・・・
ベネデッタとは対照的に
死にざまも彼女らしい、一貫した生き様だったと思う
翻弄されながらも
フェリシタは人間らしい修道院長だったのではないだろうか