金木犀が・・・

今年の金木犀の日は定かではない。
早かったような気もするが、しっかりマスクの生活
香りに気づいて金木犀を探したり、
上の方を見上げてオレンジ色の花を探したりしないくらしだった。

かすかにマスクを通して金木犀の香りに気づいたことはあった。
2度ほど薄い香りに気づいたのだが、周りの木を探そうとはしなかった・・・
だから場所も覚えていない
心に余裕のない毎日になってしまっていたことが何だか寂しい

18日、実家の金木犀は沢山花を付けていた。
2階から観たので気づいたのかもしれない・・・
もう満開も過ぎ、香りも和らいでしまっていた。
1週間前はどうだったろうかと思いを馳せたが・・・
見上げた気もするのだが、香りには気づかなかったのかしら・・・
天候不順で雨が多かった。
まだまだだと思っていたのだがとっくに咲いていたのだろう。
緊急事態宣言のさ中、外出自粛のうちに儚かった金木犀だった。

「名も無い日」

私の観られる時間帯は決まっていて、観ることのできる映画作品は限られてしまう
日々の生活の中にふんわりとある貴重な時間だ

時間帯はちょうどいいのだが、さほど興味がわかない邦画
だが登場するキャストたちの名に惹かれて決めた

別の映画館で上映しているアカデミー賞物も観たかったのだが
これに決めたのはどうしてだろうと思いながらも
昼食を済ませ、ゆっくりと向かった。

ニューヨークで活躍する写真家の長男が
瞬間的にカメラを構えてはシャッターを切れずにいる
そのシャッターが切れた時、
この作品はきっと終わるのだろうなあと
記憶を手繰り寄せるようにして観続けた。
時々、もう観るのをやめたいような気がしたが
私なら観続けられるはずだと言い聞かせながら耐えた

好きなジョーの萎えて崩れ朽ちてゆくさまが嫌なのだが美しかった
（だからばかまじめにやっててはだめなんだよ
食い物にされるんだからね）
と言い聞かせるような気持で見つめた。

ダメになってゆく瞳が象徴する彼の世界
次男なんだからサンドイッチ現象で
もっともっと
屈折してはじけていいはずなのに
好きなことをして飛び出して行ったのは長男だったんだね。
そうしてそんな二人を観ながら育っていった三男

そうか、私も長女だったっけ
そうなんだろうなあ
はたからすれば好きなようにさっさと家から飛び出した一番上
でも家を捨てたわけじゃない

もっともっと兄弟で話していればなあなんて
やっぱり無理な話
壊れてゆくものは仕方がないんだよ、はずれていくんだよね。

半年以上前になくなったらしい二男は
死亡日が確定できないので命日がないのだなどといったってね。
死ぬのは最後　
誰でも生まれてきては死ぬ運命なのに
残された人々は今も眠れないのだ
死者も生者も紙一重の世界なのだから

活躍する日比遊一監督自らの経験を描いた、
実話に基づく兄弟の物語

冷やし中華・元祖の味 「龍亭」

以前初めて伺ったのはコロナ騒動前だったので
こんな状況ではどうなのかしらなどと思いながらの訪問です

冷やし中華発祥のお店でとても有名で
何となく近寄りがたく高級店のイメージでしたが
いつも満席の町の中華屋さんと知りました。
冷やし中華を始めたのも夏にお客さんが来なくなってしまうのを
どうにかしようとのことだったそうで
随分と歴史のあるお店ですものね。

仙台発祥の牛タンと並んで冷やし中華でご案内したいお店です。

きれいで感じの良いお店です。
カウンター席もあるので一人でも遠慮なく伺えますね。
今回は大好きな五目焼きそばでお願いしてみました。
満席でしたが、意外に早く来たのでちょっとびっくりです。
お味は普通でした。
ちょっと期待しすぎたかな・・・
仙台名物の麻婆やきそばもあるようで
かなり評判がいいので今度はこれにしようかなと
作戦を練っております。

「黒毛和牛の牛すじカレー」

ランチパスポートで見つけたパルコ２のお店
GocchoSunはゴッチョオサン　おでんとワインのお店のようだ
だいぶ前に行ったことがあるはずだが何を食べたっけ？
と言うほど前のようであまり覚えていない

この「黒毛和牛の牛すじカレー」にミニサラダとドリンクがついて500円
映画を観る前だったので、ホットコーヒーにしたドリンクも一緒にお願いする
開店と同時に入ったのだがカレーにしては思っていた以上に待ったので
ホットコーヒーは最初に持ってきてもらった方がよかったかな～

ほどなく入ってきた男性4人組は
飲み放題で早速ビールを頼んでいた。
今日はお天気がいいのでビールはすぐ空っぽになっていた。
まん延防止等・・・なのだがきちんと対処している認可店は
お酒が出せるようになって美味しくビール飲み放題ができるということなのだなあ

ほとんど牛すじのカレーは食べたことがないので
黒毛和牛の牛筋だから旨味が・・・などとはわからないうちに
べろりといただいた感じ
ちょっと困ったのはサラダの葉っぱの大きさ
今まで最高の特大サイズのが紛れ込んでいて
ナイフとフォークではなかったので
カットもできずお口にむりくり放り込みました。
それにしても
私もアルコールが飲みたかったなあ～

「プロミシング ヤング・ウーマン」

何かで紹介されていて面白そうだなあと思っていたが
パルコでの上映で見損ねてあきらめていたのだが
チネ・ラビータに来たので早速観に行った。

アカデミー賞　作品賞含む５部門ノミネートとやらの話題作

優秀だった元医大生のキャッシーが大学を辞め
カフェの店員をしながら男どもに仕返しをするお話

マーゴット・ロビーも加わっているというので興味をもっていたのだが
痛快で男どもを懲らしめてハッピィエンドだと思っていたのだが・・・
偶然出会った医大時代の同級生、
つばの入ったコーヒーを飲んだ彼との恋で救われるのかと信じたかったのだが・・・

恋も捨て、命をかけて親友の為、世の中を変える為に戦ったことを改めて知った。
簡単に殺されてしまっちゃった・・・んだ。
人生なんてそんなものかもしれない
武道の心得も何もないのだもの、ありえないことではなかったはずだった

でも、頭のいいキャッシーは最後まで手を抜かなかった
生きていてほしかったなあ
絶対死なないでほしかった

みやぎ乃 「お刺身と牛タン膳」

9月からのランパスにのっていた「プレミアムランチ」
￥1580が￥1000ぽっきりの「お刺身と牛タン膳」が目に留まった。
エスパルB1の郷土料理のお店だ
満席のようで検温と消毒をしてしばし待つといつもの4人席に案内された

大根のけんの上にたっぷりのお刺身がのっている
真っ白い大根に美しく添えられた海藻の緑と赤が美しい
大葉もあざやかで旬のお刺身が並ぶ
海老は大きいものと中くらいの物と2つあり尾頭付きだ。
頭をとって頂くのだが
新鮮なのでわたも胆も臭みがなくついおすましができるのになあと思ってしまう
大根にも魚の臭みがついておらず、添えられた大葉もお刺身と一緒にいただいた。
牛タン焼きも少しだが嬉しい
南蛮味噌もお漬物も添えられていて味わいも本格的だ。
たっぷりのご飯におみそ汁に漬物
小鉢は上品な味付けのひじき煮
デザートはずんだはっとが２こ
宮城の味を堪能できるお膳だ

まわりでははらこ飯が人気のようで美味しいという声も聞こえてきた

県のコロナ対策でと
QRコードでのアドレス登録か名前と連絡先の記入のご協力をとのこと

大きなお膳を運ぶには飛沫防止シートや隣席との境の幕が
邪魔になり大変そうだ。
ずんだはっとを淹れたてのお茶を飲みながら食べたかったが
今日は混んでいてタイミングがずれてしまったかな

テンザホテル Trattoria W

ランパスに載っていたテンザホテル　仙台ステーション
2階にあるレストラン　「Trattoria W 」の「今週のおすすめパスタ」が500円也
デザート200円をつけていただくことにしました。
東西線地下鉄駅の真ん前なんですね～
この辺りは西友やチネ・ラビータがあった時代にしか行ったことがなかったので
浦島太郎状態でしたが・・・
コロナの影響で外階段は出口専用となっていたので
ホテルに入って奥へ奥へ進むと階段がありましたのでそちらから上へ
手の平での検温と消毒を済ませて窓際の席に案内されました。

先にフォカッチャが置かれ
青いグラスにはお水が入っていません・・・
少ししてお水を注いでいただきました。
トマトベースのパスタは熱々出来立てでおいしいです。
フォッカッチャは温かくはありませんでしたが
スパイスソルトが効いていてあぶらっぽさがなくおいしくて
今までいただいたフォッカッチャのうちでは一番私好みでした。
パスタはあっさりしてちょっと辛みがほしかったのですが
フォッカッチャのおかわりもタバスコも
近くにいらっしゃらないとちょっとね～
お願いできないうちに食べ終えてしまいました。

デザートはバスクチーズケーキです。
グレープフルーツ2種とミントののった生クリームが添えられています。
コーヒーはそう熱々ではなくケーキも普通でしたが
パスタとフォッカッチャは気に入ったので
またお邪魔する機会がありそうです。

リンクス 紅茶と洋酒の店 （TEA＆COCKTAIL LINKS）

本当に久しぶりに訪れました。
震災の翌年の秋に引っ越し先のご近所さんたちを案内してからもう10年になるのですね・・・

本日も女子会です。
地下に降りると右手に入り口がありました。
落ち着いた店内には紅茶が沢山並んでいます。

緊急事態宣言で酒類の提供ができないので夜のカクテルバーがなく残念です。

ランチは二つ、「スペシャルプレート」と「サラダプレート」
どちらも¥1,650の数量限定です。
大いに迷ってパンの方のサラダプレートにしました。
・生ハムとチンタセネーゼ豚のローストサラダ
・海老のサテとカニのサモサ
・本日のキッシュ
・パン2種
・スープ
・デザート
・ドリンクはお紅茶ですがみんなのカップがそれぞれ違います。

お気に入りのお紅茶を探してみようと思いましたが
色々な茶葉やフレーバーティがあるので大いに迷いました。
それでも「ラプサンスーチョン」が目に留まりました。
スモーキィとあるので伺ってみると好き嫌いがはっきりしたお紅茶の様です
ですが、トライしてみました。
語感から気づかなかったのですが、中国語のニュアンスでしたね。
何でも松の煙で燻した福建省・武夷山周辺で作られる中国紅茶らしいです。
古くからイギリスをはじめ、欧米に多くのファンをもつ伝統的な銘柄らしいのですが
私には初めての味わいでした。
スモーク感が面白い。お紅茶にもこういうのがあるんですね。
ミルクティーにしたらまた違った味わいで美味しそうです。
松でなく桜のスモークならどんなあじわいでしょう？などと思いながら
ポットでしたのでゆっくりと何杯か味わえました。

デザートの9月のスイーツはグラスに入った栗とピカーンナッツ

この季節限定のフルーツサンドはメロンサンドの様です。
とてもおいしそう
14時からとのことなので今度食べてみたいなあ～

お店を出た頃には、お店前に少し並んでいらっしゃったようです。
こちらがお目当てだったのかもしれませんね。

当分の間18時閉店とのことです。

美味しいお紅茶が飲みたくなったらまた訪れてみたい人気店です。