ぽぉぽぉたんのお部屋

季節の移ろい、道ばたの草花、美味しい食べ物、映画や友人のこと、想いがいっぱいの毎日をお話します

「隠された日記 母たち、娘たち」

2010-12-04 | 映画のお話
朝、電話が鳴った。
友人が「昨日の夜 映画を観に行ったの」と言う。
「その映画に出てくる女優さんがよく似てたから。
この間、改札から出てきた時の顔にとても似ていると思ったから」
それで電話したという。

「何の映画」と聞くと
その日が最終日のちょっと気になっていたフランス映画だった。

「似ていたのは、じゃあおばあちゃん役ね」と
予告編で観た3人のうちで一番フランス人らしくないだろう髪の黒っぽい女優を思った。

やはりそうだという。

「それを伝えたくて電話したの。本当によく似てた。映画、よかったよ」と
彼女は電話を切った。

やっぱり観た方がいいってことなのかなと思い出かけることにした。
 
いつももの憂げで、悲しみを秘めたまなざしの女性。
貞淑な妻を求める夫のもとで素敵な家と服と新しいキッチンを与えられ、
何不自由なく暮らしてはいるものの
それはすべて彼女の求めていないものばかり・・・
自分には妻や母だけではなくやりたいことがあるのに、
夫の無理解と監視の下で葛藤し苦悩する若かりし祖母の日々。

そして気の強い娘に自立する女性になるように伝えて家を出る。
子どもも夫も全てを捨てて家出した彼女は・・・

フランスの片田舎の海辺の町。
悩みを抱えて実家に戻った娘が
母との確執から家を出て、
昔祖母の暮らした海辺の家で見つけた日記から展開する
娘・母・祖母の3代のそれぞれの女たちの生き方。

そんな彼女に似ていたと電話が来た。
観てから何かの折に、似ていないよというと、
「感じが似てるし目なんかよく似ているよ」と言う。

 
目と聞いてどきっとした。
目の形を言っているのかもしれないが、
もの憂げでいつも何を考えているかわからないところは似ているのかもしれない。

そして、夫の愛情は憎しみに変わり、彼女は自立を全うできなかった・・・

マリ=ジョゼ・クローズはカンヌでも女優賞をとった程の大物

「潜水服は蝶の夢を見る」は観たがどうも記憶にはない





コメント (2)
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「ハスキーボイス?!」

2010-12-01 | きょうのできごと
久しぶりに本格的に風邪をひいた。
喉の痛みや体の熱っぽさが落ち着いた後、声が変わった。
鼻声だったのが、時にはかすれてすっかりかざ声になってしまった。

午後電話が鳴った。
「○○の××と申します」というのに
かすれた声で「もしもし」と「はい」を言うと
「おうちのインターネットを使う若い人は今いませんか?」とおっしゃる。
「おりません」と答えると
「では6時7時ごろなら帰られますか?」と重ねて問われた・・・

パソコンのネット回線のセールスなのだろう。

何てこった。
かすれた声を老人だとでも思ったのだろうか・・・
自分が若いとは決して思ってはいないが
年寄りだとはもっと思っていないことに気づいた。

そこそこに自分でパソコンを買ってずっと使っていたので
なおさらだ。
若い人以外はネットは関係ないという思い込みも失礼な話だと思うし。
 
ホントは年寄り扱いされたのがショックなだけなんだけど。





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