ぽぉぽぉたんのお部屋

季節の移ろい、道ばたの草花、美味しい食べ物、映画や友人のこと、想いがいっぱいの毎日をお話します

「花冷え」

2011-04-20 | きょうのできごと
桜の開花宣言があってから
あたたかい日が続いたせいか
あっという間に満開になった。

「去年は咲いてから雪が積もったのよ」
と言っても
「そうだったっけ?」とけげんな夫
もう忘れてるの~

タイヤをとりかえるというので
そんな会話をしていたのはいつだったけ・・・

でも、また雪が降ったのだ
花冷えはつきものだけど
雪が降らなくてもねと思うが
自然界はやはり甘くない。

もう地震と津波でしっかり思い知らされている

新聞を読んでいてもまだ見つからない遺体を
毎日探して歩いている姿を思っては
涙する。。。。。

さくらよ さくら どうか。。。
こんなつらく悲しいおもいを
いやしておくれと 思う

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「さ く ら 春らんまん」

2011-04-19 | 草花のささやき


普段は気にもかけない小さなお寺だが
さくらが咲き、満開ともなると
その存在感が圧倒的に拡がる



そんな桜の木の下から
花を透かして空をのぞくようにすると
桜の黒い枝と花々と青い空が
一つになって何だかきれいだけれど不思議な世界になる

たぶん空はいつも下から見上げているはずなのに
まったく別の光景になってしまっているからだろう



そうしてこれからは
木もれ陽や葉もれ陽も
楽しみな季節だ

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「さくらの風景」

2011-04-17 | 草花のささやき



すっかり忘れていたつもりの桜も
開花宣言があったかと思うと
あたたかさがやってきてあっという間に満開になってしまった

花粉症が一向に落ち着く気配がないが
メガネが曇るのでマスクもままならない
ええい どうにでもなれっという気持ちで
さくら見物にでかけてみる

昨日今日と例年はお祭りの日程だが
並ぶ出店もなく静かにさくらだけが咲いている
風にのって聞こえる笛や太鼓の音色のない春
同じしぐさを繰り返すお神楽も
何だかなつかしい

それでも桜を見に来る人が絶えない
みなカメラや携帯を構えて
満開の桜を愛でて春を残そうとしている

灯篭の崩れた様子に
地震のことを思い出す



大木の桜の隣には
青いビニールシートを被った瓦屋根が並んでいることに
あらためて気づかされたりする

黄色いテープと古色の灯篭
青いビニールシートと江戸時代の建物が
あまりにも対照的だが仕方がない

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「地震はもうたくさん」

2011-04-12 | きょうのできごと
昨夜また、大きな地震があり、ひっきりなしだ。
今さっきもあり、ずっと余震が続いている。

「地震はもうたくさん」
「もう嫌」と携帯メールのはしばしにうんざりした様子がみてとれる。

きのう妹のところから
「ガスがキタア!!」とメールが届いた。

やっと実家よりも遅れて開栓したようだ。

近所には危険宅地や家屋が散在し
赤や黄色の張り紙があちこちにあるそうだ。

近くのモールや長町の旧電車通りは陥没がすごいらしい。

輪王寺のお墓も倒れこそしなかったものの補修を依頼してきたとか・・・



4日に再開したばかりの電車も止まってしまって
いまだに動いていない。

いつになったら普通の生活にもどれるのだろうかと
みな不安げに買い物かごを
とりあえずいっぱいにして
レジに並んでいる

工場の被害が大きいのだろう。
ほとんど在庫の無い商品がまた目立つようになった


地震は「本当にもうたくさんなんです」という声が
本当にどこかへ届かないものだろうか・・・



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「大きな余震」

2011-04-08 | きょうのできごと
3月11日の地震からもうすぐ一カ月、
中が見えないように新聞紙を張り付けていたコンビニも
いつものようにガラス越しに中が見渡せるようになり
スーパーも並ばなくても入れるようになった。

車も何時間も並んで苦労しなくてもガソリンが買えるようになり
だいぶ増えてきた・・・

灯油も3週間ぶりにやっと配達された。

店に並ぶ商品も随分とそろってきて、
わが家は比較的早くガスが通るようになって
何とか普通どおりの暮らしにもどりつつあったはずなのに・・・

校舎の被害で新学期が遅れてはいるものの
これが普通の春なんだよね~と
少し安らいだ気分になっていたこの頃だったのに・・・

それがあの地震で一変した!

眠りについていたのかいなかったのか
いつもと違う揺れに飛び起きた!
随分気をつけて片づけていたつもりだったが
ぐらぐらしながら上のものがまた落ちてくる・・・
 
家族でわあわあ、抑え込んでいたりしていると
電気が消えた・・・一瞬だった

揺れが思いのほか短くすんで
ほっとした。
一つだけ置いていた懐中電灯を取り出して
しまいこんでいたラジオと他の懐中電灯と
ろうそくを再びとり出す。
携帯コンロもまだしまっていなかったし
とにかくあいているボトルにも水を汲んでおかなくてはと
風呂にも水を足し、バケツに汲んでいる途中で
水が出なくなった。

ああ、まただ・・・

水が出ない。電気がつかない。
トイレに行ってから、お風呂の残り湯を
タンクに入れるのも懐中電灯の明かりが頼みだ

「何でこんなことに」という思いと
「また一からやりなおしだ」という思いが交錯する。

ドアを開けて外を見ると通路には非常灯がついている。

ちょうど出てきた隣に住む男性と夫が二言三言話していた。

「変電所がやられたんですね」
「これから市の災害対策本部に出勤です」
今は真夜中の12時近く

引越し時からあいさつだけのおつきあいだったが
この時、初めて市の職員だと知った。

真っ暗な中、色々なサイレンが鳴り響く
救急車とパトカーと消防車とガスの緊急車両のサイレンを聴きわけてみる
そうして、おびえた犬の鳴き声、人々の話声

さらにヘリが騒がしく行きかって
眠れないまま、うつらうつらしていると
鳴り響くどこかのマンションの非常ベルが
耳について離れない。

結構近い。
一体いつまでなり続けるのだろう・・・
どうしたのかしら? こんな時誰が駆け付けるのだろうかと
ぼんやりと感じている意識のなかで

人の声があちこちで騒がしくなって
怒号が飛んだような気がした。
しかし、この真っ暗な中、
貴重な電池を使って見に行くほどの覇気ももうすでにない

しばらくして近くでサイレンが止まって
そのうちベルも止んだのだろうか・・・
「右にいけないのか」、「そっちは・・・」「こっちは・・・」
とあれこれやっていたが
電気の工事か、ガス漏れかなどと思いを巡らしていると
いつの間にか静かになって眠りにおちていた

翌朝、明るくなってから起きて
別の部屋の片づけを始めた。

停電も断水もまだ回復していない
ガスだけはついた。
すっかりあきらめていたから意外だった。

朝8時頃、電気が戻るとやがて水道も回復した。                            
心底、ほっとした。

昨日の午後は確かに何でもなかった近くのアパートが火事になっていて
2階のガラスが全て下の道路に飛び散っていた

そうしてそこからまた近くのアパートの2階も
ガラスがただれていて火事の形跡があった。

直線で100メートルもないような距離にある2件のアパート
これがあの騒がしさの原因だったのかもしれない

地震は本当に恐ろしい。
11日のものより、強かったと思う。
冷や水をさされたようで気持ちがへこたれてしまいそうだ。

みんな同じように不安でいっぱいなのだろう。
街はまた逆戻り・・・
店の被害も大きく、あちこちに、また行列ができてしまった。






コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「からっぽの電車」

2011-04-07 | きょうのできごと



駅にほど近いゆるいカーブのようなところに
少し傾いた感じで止まっていたままだった空っぽの電車が
3月の末頃だったろうか
赤い旗を運転席から出してあれこれ小一時間ぐらいやっていたが
やっと動いていなくなっていた

駅でもないところに空っぽのまま止まった電車を見るたびに
この震災が「やっぱりうそじゃなかったんだ」と思ったものだ。
空はあんなに晴れているのに
ふきのとうも大きくなっているのに

失った人、失ったものを
また思い出させるみたいに
ど~んと止まっている空っぽ電車

それが何だかなつかしいようなカタンカタンというような音がして
過ぎ去っていったのだ

そうして、3日の試運転の日は
電車が来て駅からまた少しずれて止まった・・・

(ちゃあんんと駅で止まる練習しないのかなあ)と思いながら
「明日からはちゃんと走るんだよね」とこころの中で言い聞かせる

電車は区間も短くて
本数もまだ少ないけれど
ちゃんと走って乗客を運ぶようになった

いつもより長い春休みで物足りない乗客だけれど
そのうち、電車に乗って出かけられる日が来るのだろう

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする