ぽぉぽぉたんのお部屋

季節の移ろい、道ばたの草花、美味しい食べ物、映画や友人のこと、想いがいっぱいの毎日をお話します

「タイのおみやげ」

2017-05-16 | きょうのできごと



タイのお土産はタイビール2種

思っていたよりずっと癖がなく飲みやすい美味しいビールでした。

タイで飲んだらもっとおいしいのだろうね。



バンダナは三角巾にできない大きさ
結べなかったからね

ゾウ柄が可愛いので
首には巻けるかも・・・です


小さなバッグはちょっとしたお気に入りをいれようかな
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「ノー エスケープ 自由への国境」

2017-05-15 | 映画のお話



トランプがメキシコとの国境に「壁」を作ると宣言した

何かで
どこにどのように壁を作るのかというのを
みたような気がする

砂漠は一部分だったろうか、さてどうだったろうか
あまり記憶がない

アメリカへの不法移民があとをたたないのはなぜだろうか
アメリカってそんなに自由なのだろうか
それはきっと
メキシコがどんな国なのかも知らない日本人の私の
脳天気な疑問なのだろう

彼らにとっての大金をはたいて
アフリカからヨーロッパへ
北朝鮮から中国へ
シリアからヨーロッパへと
まともな暮らしを求めてわたる
もちろん、途中何があるかはわからない
でも、きっと無事にたどり着くことを信じていなければ
そんなことはできないはずだ

なんてついていないんだろう
おんぼろトラックはエンジンが故障し
砂漠の中でほうりだされるはめに
これが国境?と思うバラ線のむこうに
アメリカがあった

正直こんな映画だとは思わなかった

砂漠を舞台に命がけの逃避行が延々と続くのだから 

狂気の人間狩り

何も持たない身一つの彼らが逃げ隠れできない灼熱の砂漠で
一人、また一人と狙撃され、猟犬に襲われ
そうして足を滑らせて岩山から落ちてゆく

生き残ったのはたったふたり
どうやって逃げ切れるのだろうか

二人とも、家族の思いや家族への思いを胸に
必死で逃げまどう

これが自由の国?という思いがもたげてくる


いつ殺されるのか、
もしかして終わりがないのだろうかという緊張感の中で
画面にくぎ付けになる

笑える部分が一つもない

残忍なだけの、乾いた砂漠と、点在する棘だらけのサボテンと
逃げ場のない岩山

どうしてこんなことになってしまったんだろう


主人公のイケメンぶりだけが
救いの映画

彼らはハイウェイにたどり着いたのだろうか

そうしてどうなったのか誰も知らない



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「ムーンライト」

2017-05-05 | 映画のお話


昔、何かの映画でマイアミが出てきた。
インテリな白人たちが下品なショーに大ブーイングする場面・・・

ある時、夫の実家がマイアミにあるという友人に尋ねたことがある
~マイアミなんてすごいね!
お金持ちの白人ばかりが住んでいる所なんでしょ?~

すると彼女は
~金持ちがいる所には必ず貧乏人や黒人がいるのよ、
お互いそれで暮らしが成り立つようになっているのよ~
というのだ。

アメリカとはそういう所なのかとその時思った。


「ムーンライト」は
アカデミーの作品賞、脚色賞、助演男優賞の3部門受賞のマイアミが舞台の作品だ。

登場人物がすべて黒人なのも異色だろう
そうして、マイアミってこんな所だったと知った。

リトルと呼ばれる少年は麻薬中毒者の母に愛され、
そうしてネグレクトされ、どこにも自分の居場所がない

学校では歩き方がおかしいといつもいじめられている

たった一人の友人のケヴィン、
ある日出会った父親のような存在になるファン

ファンも子供時代は同じ境遇だったのだろう
少年を夫婦で温かく見守ることになる

ファン役のマハーシャラ・アリの存在感が光る

「自分の人生は自分で決めるんだ」
「月あかりでお前はブルーに輝く」ということばが耳に残っている。

人種も貧富の差も職業も育ちも、性的なマイノリティさえ、月明りの下ではみな同じだということなのだろうか

ファンは急逝し、成長と共に母の麻薬とネグレクトは激しくなっていった

だが、少年には母親の様な存在で愛情を注いでくれるファンの妻がいたから
ぐれることもなく育っていったはずだが
過酷になっていくいじめと唯一の友人の裏切りに抑えは外れた

八方ふさがりのなか、手が差し伸べられても
人生は思うようにならないのかもしれない

なりゆきのままにその都度、自分の意思で人生の道筋を決めて
今はファンと同じ麻薬ディラーのような仕事をしている

それでも、成金のようないで立ちとたくましい身体の中には
昔の少年そのまま、やさしい思い出とほのかな恋心が宿ったままだった


日本に暮らしていると、こんな理不尽な世界とは縁遠い感覚がある


アメリカという国は人種差別が撤廃されてから
まだまだ歴史は浅いのだと思い知る
そうして弱者は、自分よりもっと弱い者をターゲットにして生き延びているのだと

彼はこれからどうなるのだろう

ファンのように早死にするのかもしれない




ファン役のマハーシャラ・アリがイスラム教徒の俳優として初のオスカーを手にしたという

ブラピが製作総指揮なのも不思議な映画だ。


2005年のブロークバック、マウンテンを思いだした
でも、全然違う





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