ぽぉぽぉたんのお部屋

季節の移ろい、道ばたの草花、美味しい食べ物、映画や友人のこと、想いがいっぱいの毎日をお話します

一通の封書から

2008-06-26 | きょうのできごと
昨日一通の封書が届きました。
手書きの宛名に切手が張ってある普通の封筒です。
違っていたのは、右下に会社名が印刷されていたこと。
この会社からは数週間前にダイレクトメールの封書が届いていました。
あら、どうしたのかしら・・・・?
この間の封筒に何か入れ忘れでもしたのかしらと思って開けてみました。
薄い一枚の紙が入っていただけで、ちょっと拍子抜けしました。
カラフルな厚手の製品の広告チラシが入っているだろうと思ったからです。
でも、その一枚の紙には、こうありました。

「急啓 6月14日の岩手・宮城内陸地方で発生しました地震の状況が、
テレビ・新聞等で報道されておりますが、皆さまお怪我などございませんでしょうか。
被害状況など詳しいことはわかりかねますが、皆さまのご心労を思いますと心が痛みます。
謹んでお見舞い申し上げます。
私どもの会社があります鳥取県も今から8年前の平成12年10月に地震があり、
多くの方から励ましのお手紙やお電話をいただき大変勇気づけられたものでした。
その時の感謝の気持ちを、ほんの少しでも皆さま方にお返しが出来ればと思っております。
私どもでお力になれる事がございましたら、何なりとお申し付けくださいませ。
ご家族、ご親族の皆さまのご無事とご健康、
また一日も早い復興を心よりお祈り申し上げます。   敬具」

もう10年近く前に、この会社の有名な棒寿司を
電話でお願いして、何種類か大阪の実家に送ったことがありました。
こちらには航空便となり送料ばかりが高くつくので、その時は取り寄せることはしないで、
デパートなどで行われる全国の駅弁大会などで買い求めていただいていました。
分厚い鯖のおいしいしこと。
鯛や海老などもあってとても身が厚くておいしそうでした。
そうして、たいそう義父に喜ばれたものでした。

食品偽装の問題が次々と発覚して、また、悪質な偽装事件がマスコミで取り上げられ毎日のように大騒ぎしているこのごろ。

食品業者や会社と私たちの関係は本当はこのようにもっともっと近い、
そして互いを思いやることができた間柄だったはずなのにと思うのですが・・・

一通の手紙から思いをはせる梅雨の晴れ間のような日でした。

コメント (1)
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