ことしの木犀は長く香っていて、素敵な日々が通り過ぎていった・・・
9月末ごろから忙しくバタバタしていたが、それも落ち着いたある日
朝早く電話が鳴った、
こんな早くからと思って出ると慌てた妹の声
そうして、すぐ切れてしまった
またすぐ鳴って予想していたようなことが慌ただしく告げられた
救急車の中だったのか、まだ乗り込んでいなかったのか
行先の病院を告げたところで、私たちは「んじゃね」と切った。
あれからそろそろ一年、
「もしかしたら、市立病院に向かっている途中で」と
国立病院の先生はおっしゃった。
それが嘘のように元気で毎日過ごしている父
先月の土曜日には
「お父さんが歩いているところを見たことがない」と言っていた
ケアマネが驚いていた・・・
すっと立ち上がって行った父は
玄関先にある巡回ヘルパーさんたちとの連絡ノートをとると
ケアマネのところに持って行って説明を始めた
「この頃、右足の調子もいいんだ」と言っていた
実家に行くと何だかほっとした。
両親と一緒にお昼を食べて過ごすひと時
やはり子供のころの家族なんだなあと思ったりしたものだ
倒れた父は今度は脳こうそくで
中心の神経のほんの左側にできたそれは
右半身のマヒを起こした
最初は何を言っているのやらよくわからないでいたが
相変わらず「6時○○分に」というような言い方で
こんな時にもイエスかノーで答えてはくれない
そうして、またもや、見事な回復力で
朝、昼、夕と3食、左手でのご飯にまで進んでしまっている
昨年は奇跡的と言われたが今年もそういわれるのだろうか
大阪の父は入院した時は持ち前の笑顔でいたが
そのうち表情もなくなってしまって
2年半の入院生活を経て亡くなった。
父の心臓の強さと体力には本当に驚く
今年も来年もしばらくは病院生活になりそうだが
へこたりそうな毎日の中で
病院に通うための数時間が今は貴重な切り替えになりそうだ
9月末ごろから忙しくバタバタしていたが、それも落ち着いたある日
朝早く電話が鳴った、
こんな早くからと思って出ると慌てた妹の声
そうして、すぐ切れてしまった
またすぐ鳴って予想していたようなことが慌ただしく告げられた
救急車の中だったのか、まだ乗り込んでいなかったのか
行先の病院を告げたところで、私たちは「んじゃね」と切った。
あれからそろそろ一年、
「もしかしたら、市立病院に向かっている途中で」と
国立病院の先生はおっしゃった。
それが嘘のように元気で毎日過ごしている父
先月の土曜日には
「お父さんが歩いているところを見たことがない」と言っていた
ケアマネが驚いていた・・・
すっと立ち上がって行った父は
玄関先にある巡回ヘルパーさんたちとの連絡ノートをとると
ケアマネのところに持って行って説明を始めた
「この頃、右足の調子もいいんだ」と言っていた
実家に行くと何だかほっとした。
両親と一緒にお昼を食べて過ごすひと時
やはり子供のころの家族なんだなあと思ったりしたものだ
倒れた父は今度は脳こうそくで
中心の神経のほんの左側にできたそれは
右半身のマヒを起こした
最初は何を言っているのやらよくわからないでいたが
相変わらず「6時○○分に」というような言い方で
こんな時にもイエスかノーで答えてはくれない
そうして、またもや、見事な回復力で
朝、昼、夕と3食、左手でのご飯にまで進んでしまっている
昨年は奇跡的と言われたが今年もそういわれるのだろうか
大阪の父は入院した時は持ち前の笑顔でいたが
そのうち表情もなくなってしまって
2年半の入院生活を経て亡くなった。
父の心臓の強さと体力には本当に驚く
今年も来年もしばらくは病院生活になりそうだが
へこたりそうな毎日の中で
病院に通うための数時間が今は貴重な切り替えになりそうだ