てすさび日誌

哀しき宮仕えを早期リタイアし、“サンデー毎日”のomorinが生活の一コマや雑感を認めた日誌です(2005/4/20~)

先祖を敬う

2005-08-13 21:23:03 | ノンジャンル
 いつもは家内がするお盆の準備を、初めて手伝った。私は本来無信心な人間で、あまり今までに神、仏に助けを乞うような逆境の生活がなかった。

 ところが2003年春、職場のことが原因で“心の風邪”をひきこみ、2カ月休職を経て復職せぬまま退職に至った。しみじみと先祖への供養が足りなかったのではと悟り、それからは毎朝、仏壇に手を合わせることを始めた。これを機に、ツキが落ちたように最悪期から脱出した。

 この時、私は「生きている」のではなく、「生かされている」のだと実感した。今の私の存在は先祖あってのこと、願って生まれてきた訳ではないが、先祖を敬う気持ちに目覚めた。

 ご先祖様を30代さかのぼれば何人になるか。単純に計算しても5億人で、さらにお世話くださった方々の人数を加えてゆくと、天文学的な数値となるそうだ。

 この与えられた、二度とはない今を大切に、亡き人の菩提は自分自身の心の安定ととらえて、しっかりと心で手合わし、両手で手合わし、生きてゆく幸せをともに育んでいきたい。

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