コッコさんの「2011/6/5 後楽園」の記事に触発されて後楽園を散策して来た。小欄『2011/4/11「善悪」と「好き嫌い」』で訪れて以来2カ月ぶりである。同園駐車場は7月1日からの有料化に備えて駐車機械の設置工事が進んでいた。
同園内の鶴鳴館で開催中の表具美術展(6月4日~6月6日)を鑑賞した。展示されている絵や書もさることながら、表具師の巧みな技に感銘を受けたあまり、我が家にある松坂帰庵の一幅の書の再表装を検討したほど。
お目当ての松坂帰庵の作品は、「宝珠」と「観音図」の2点しかなく、ちと残念だった。
かくも松坂帰庵にこだわるには少し訳がある。小欄「2007/3/5 名言の読み違え」で触れたように、我が家には祖父の代から伝わる帰庵和尚の書があり、また菩提寺である脇田山安養寺の広間にも同様の書「円融無碍(えんにゅうむげ)」が掲げてある。帰庵和尚とは、小生は入れ替わりに生まれたので勿論面識はないが、“今良寛”とも呼ばれるお方故、とても身近に感じ思い入れも一入である。
帰庵和尚の「つくづくと かえりみすれば いまにして われにかなしく くゆることおほし」の一句が殊のほか身に入む年頃となった。

安養寺の広間に掲げてある松坂帰庵書「圓融無碍」
《今日の後楽園》










園内の観騎亭では投扇興体験会が
同園内の鶴鳴館で開催中の表具美術展(6月4日~6月6日)を鑑賞した。展示されている絵や書もさることながら、表具師の巧みな技に感銘を受けたあまり、我が家にある松坂帰庵の一幅の書の再表装を検討したほど。
お目当ての松坂帰庵の作品は、「宝珠」と「観音図」の2点しかなく、ちと残念だった。
かくも松坂帰庵にこだわるには少し訳がある。小欄「2007/3/5 名言の読み違え」で触れたように、我が家には祖父の代から伝わる帰庵和尚の書があり、また菩提寺である脇田山安養寺の広間にも同様の書「円融無碍(えんにゅうむげ)」が掲げてある。帰庵和尚とは、小生は入れ替わりに生まれたので勿論面識はないが、“今良寛”とも呼ばれるお方故、とても身近に感じ思い入れも一入である。
帰庵和尚の「つくづくと かえりみすれば いまにして われにかなしく くゆることおほし」の一句が殊のほか身に入む年頃となった。

安養寺の広間に掲げてある松坂帰庵書「圓融無碍」
《今日の後楽園》










園内の観騎亭では投扇興体験会が