てすさび日誌

哀しき宮仕えを早期リタイアし、“サンデー毎日”のomorinが生活の一コマや雑感を認めた日誌です(2005/4/20~)

母の無二の親友

2011-06-18 17:01:00 | ビジネスと社会
 4月に母の三回忌法要で済ませ、懇ろに追善供養をしたつもりだが、一つだけ心に引っ掛かっていた。それは母の晩年に、母の無二の親友であるN波さんが二度も、たまたま私ども夫婦が付き添っていない時に、病床を訪ね励ましてくださっていた。そのN波さんのことは、元気な時の母から話に聞いていただけで、お目に掛かったことは一度も無い。家内は母が亡くなる前後に、二度電話でお話をした。

 そんな恩人に御目文字して是非ともお礼を申し上げたいと家内がいうので、70年前のN波さんと母が一緒に写った写真を10枚ほど携えてお訪ねした。

 奇遇にもN波さんの孫娘は、小生の会社の後輩にあたり、倅と同じ職場に勤務している。11月にはママになる予定だ。
 そして初めて訪ねるN波さん宅は、小生が現役の時8年間担当した取引先K林さんの数軒お隣だったので、K林の奥さん(家内と高校の同窓)の道案内でスムーズに辿りついた。

 初対面にも拘らず、旧知の友のような歓待を受け、家内の肩を抱き寄せるようにして数々の秘話を披露された。「当時各学校から一人しか派遣されない“満蒙開拓女子青年拓植訓練”へは、達ての願いを聞き入れてくださり、例外的にN波さんと母の二人が参加した。」という、とりわけ貴重な話も聞くことも出来た。積もる話の続きは、次回拙宅へお出掛け頂き承ることにしてお暇した。

 今回もまた、人は意外なところで繋がっており、現世を生かされていることを思い知り、感謝の念に堪えない出会いであった。


満蒙開拓女子青年による拓植訓練の写真(1940年10月撮影)

母(後列左から3番目)の隣にはいつもN波さんの姿が
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あわてん坊の朝顔

2011-06-18 15:37:00 | 暮らしと生活
 家内が、「園芸店の店先からゴーヤの苗が消えた!」という。この度の大震災をきっかけにして電力不足を懸念して省エネ気運が高まり、これから迎える夏対策の一環としてつる物植物が飛ぶように売れているそうだ。

 我が家では昨年に続き、ゴーヤと朝顔を播き、その外にトマト、更に葡萄棚で“三重の緑のカーテン”に育ちつつある。

 そんな折、何を血迷ったか早々と朝顔が一輪開いている。まだ30㎝にも達していないつるの最下段にあわてん坊の朝顔が。

 その傍には、名前は知らないがやや花の盛りを過ぎた蘭が二種類。蘭といえば美しく豪華で艶やかな花に目を奪われがちだが、我が家のものは密やかに佇んでいる感じで、それはそれで風情がある。

 
 



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