てすさび日誌

哀しき宮仕えを早期リタイアし、“サンデー毎日”のomorinが生活の一コマや雑感を認めた日誌です(2005/4/20~)

SOSサイン

2012-05-07 13:40:00 | ビジネスと社会
 三日にあげず義父宅をのぞいているのだが、それでもその日が待てず義父から呼出がちょくちょくかかる。昨日も隣人の手を煩わせて、「夕方まで手がすいたらで良いから来てくれんか!」との電話が入ったので、途中某所に立ち寄っている義弟を促して家内と3人で駆けつけた。

 明らかにいつもとは違う様子が見て取れた。物の怪に取り憑かれたような眼付きで、まあ聞いてくれと書き付けた便箋4、5枚を示しながら、機関銃のようにしゃべる。入れ歯をはずしているので何をしゃべっているのか判然としないので、そのメモをみると、ミミズの這ったような字ながら、「小沢一郎、地震、竜巻、雷、北朝鮮ミサイル、国会審議、北アルプル遭難、関越自動車道バス事故、・・・・」等々が読み取れる。
 毎日外気に触れることもなく、ベッドで横になってテレビを守に過ごしているため、刻々と報道される芳しくないニュースが残像のように頭に焼き付き、夢うつつの中で悪いことばかりがフラッシュバックしているようだ。

 駆けつけて一番に、心和ませようと先日二男家族が訪ねて一緒に撮った曾孫たちの写真でさえ見向きもしなかったが、30分ほど話を聞いてあげ、相槌を打っている内に少しずつ落ち着きを取り戻した。長男の嫁の差し入れにもやっと箸をつけ、「美味しい!」と心の落ち着きを表すサインが出た。この所滅法酒に弱くなり、飲酒後しんどくなったり悪酔いが続くので、極力禁酒しているので、その禁断症状が加担しているのかも知れない。今日は特別に3酌ほど飲ませたら、それが気付けとなったのかも。

 それにしてもよくもまあ相次いで暗い悲惨なニュースばかりが流れる、全く嫌な世の中になったものだ。これらに一々反応していたら、義父ならずとも頭が奇怪しくなり、いくらあっても身が持たない。世界の平和と安寧を願わずにはいられない。
コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする